【JICA沖縄の国際交流フェスティバルでせかいのおはなし会(フランス編)を開催しました!】
図書館司書課程通信
日本文化学科では、図書館司書を目指す学生たちが主に受講する「図書館文化セミナー」というアドバンスド科目の中で、学外のさまざまな機関やさまざまな立場の人たちとつながりながら、司書課程の授業で学んだことを地域に還元することを目的として、また、司書として求められるスキルを高めていくためのプロジェクト型の実習を取り入れています。
11月24日(日)には、浦添市にあるJICA沖縄で開催された国際交流フェスティバルに参加し、JICA沖縄の図書資料室のスタッフの皆様のご指導の下で、県費留学生制度を利用して来沖されている留学生の皆さんといっしょに、午前中に「韓国編」、午後に「フランス編」「ペルー編」の3つのテーマで、受講生たちが3つのグループに分かれて、「せかいのおはなしかい」というイベントの企画・運営にチャレンジしました。
午後2時から開催された「フランス編」では、フランスから来た県費留学生のノエミさんと一緒に、「ことばであそぼう」をテーマ印、3冊の絵本をつかったおはなし会を行いました。
冒頭の「国当てクイズ」では、ノエミさんの出身国は秘密にして、「人気のあるたべもの」「あいさつ」をヒントにまず国を当ててもらって、その後、国旗はどれか?、場所はどこか?、などのクイズも出題しました。国旗は、フランスの近くの国や似ている国のものを選んで難しくしてみましたが、意外に正解が多くて、フランスの人気の高さを改めて感じました。
1冊目の『まるさんかくぞう』は、ものの形や動物、乗りものなどの名前を覚える赤ちゃん向けの絵本ですが、この絵本をつかって、さんかくやまる、ぞう、ふねなどがフランス語でどんなふうに言うのか、スクリーンに文字を映し出して、リズムも楽しみながら、覚えてもらえるようにしました。まるは「ロン」、ぞうは「エレファン」、ふねは「ガトゥー」と言います。子どもたちはあっという間に覚えて、最後の方は、絵本をぱっと見せるだけで、どんどん答えてくれました。
2冊目の『わたしはだれ?』絵本では、フランス語のリズムや響きを楽しんでもらいました。この絵本は、JICA図書資料室のスタッフの皆さんから、せかいのおはなしかい向けということで紹介してもらったのですが、「わたしはだれ?」という問いかけに対して「あなたはさわやかな風」「あなたはきよらかな森」などと答えながら進んでいく絵本になっていて、簡単な英語もついています。「わたしはだれ?」をノエミさんにフランス語で教えてもらい、「キースウィージュ」とみんなに声を出してもらって、日本語とフランス語で交互にそれにこたえていく…フランス語と日本語のきれいな響きに会場の子どもたちも聞き入っている様子でした。
3冊目はふたたびみんなで楽しめる絵本として、『わんわんわんわん』という大型絵本をつかったクイズ形式のおはなしを企画しました。
『わんわんわんわん』は、1ページごとに、鳴き声とともに新しい動物が集まってくる、という赤ちゃん絵本です。次のページをめくる前に、ノエミさんにはその動物の鳴き声をフランス語で言ってもらって、子どもたちにクイズを出して、その動物を当ててもらって、次のページをめくって答えあわせをする、というように進めてきましたが、同じ動物でも、フランス語と日本語では、鳴き声が微妙に違います。それでも、子どもたちの発想力はとても豊かで、ちょっとしたヒントから、「ぶた!」「ねこ!」「ひつじ」「にわとり?」というように、どんどん答えを当ててくれて、とても驚かされました。
おはなし会のエンディングでは、たくさん言葉を教えてくれたノエミさんに、今度は沖縄の言葉で「ありがとう」を伝えましょう、と呼びかけたところ、会場の後方にいた男の子からすぐに「いっぺーにふぇーでーびる」という声が聞こえてまたびっくり。学生たち用意していたシナリオでは「にふぇーでーびる」だけあったのですが、「いっぱいありがとう」の方が確かにぴったりするので、男の子のアイディアを採用して、みんなで「いっぺーにふぇーでーびる」と伝えて、おはなし会を終わりました。
参加してくれたみんな、フランス語の響きは楽しめましたか?
今日のおはなし会を通して、ひろいひろい世界とつながる楽しさを感じ取ってもらえたらうれしいです。
午前中よりもさらにお客さんが増えて、約60名の皆さんに参加していただきました。本当にありがとうございました!
11月24日(日)には、浦添市にあるJICA沖縄で開催された国際交流フェスティバルに参加し、JICA沖縄の図書資料室のスタッフの皆様のご指導の下で、県費留学生制度を利用して来沖されている留学生の皆さんといっしょに、午前中に「韓国編」、午後に「フランス編」「ペルー編」の3つのテーマで、受講生たちが3つのグループに分かれて、「せかいのおはなしかい」というイベントの企画・運営にチャレンジしました。
午後2時から開催された「フランス編」では、フランスから来た県費留学生のノエミさんと一緒に、「ことばであそぼう」をテーマ印、3冊の絵本をつかったおはなし会を行いました。
冒頭の「国当てクイズ」では、ノエミさんの出身国は秘密にして、「人気のあるたべもの」「あいさつ」をヒントにまず国を当ててもらって、その後、国旗はどれか?、場所はどこか?、などのクイズも出題しました。国旗は、フランスの近くの国や似ている国のものを選んで難しくしてみましたが、意外に正解が多くて、フランスの人気の高さを改めて感じました。
1冊目の『まるさんかくぞう』は、ものの形や動物、乗りものなどの名前を覚える赤ちゃん向けの絵本ですが、この絵本をつかって、さんかくやまる、ぞう、ふねなどがフランス語でどんなふうに言うのか、スクリーンに文字を映し出して、リズムも楽しみながら、覚えてもらえるようにしました。まるは「ロン」、ぞうは「エレファン」、ふねは「ガトゥー」と言います。子どもたちはあっという間に覚えて、最後の方は、絵本をぱっと見せるだけで、どんどん答えてくれました。
2冊目の『わたしはだれ?』絵本では、フランス語のリズムや響きを楽しんでもらいました。この絵本は、JICA図書資料室のスタッフの皆さんから、せかいのおはなしかい向けということで紹介してもらったのですが、「わたしはだれ?」という問いかけに対して「あなたはさわやかな風」「あなたはきよらかな森」などと答えながら進んでいく絵本になっていて、簡単な英語もついています。「わたしはだれ?」をノエミさんにフランス語で教えてもらい、「キースウィージュ」とみんなに声を出してもらって、日本語とフランス語で交互にそれにこたえていく…フランス語と日本語のきれいな響きに会場の子どもたちも聞き入っている様子でした。
3冊目はふたたびみんなで楽しめる絵本として、『わんわんわんわん』という大型絵本をつかったクイズ形式のおはなしを企画しました。
『わんわんわんわん』は、1ページごとに、鳴き声とともに新しい動物が集まってくる、という赤ちゃん絵本です。次のページをめくる前に、ノエミさんにはその動物の鳴き声をフランス語で言ってもらって、子どもたちにクイズを出して、その動物を当ててもらって、次のページをめくって答えあわせをする、というように進めてきましたが、同じ動物でも、フランス語と日本語では、鳴き声が微妙に違います。それでも、子どもたちの発想力はとても豊かで、ちょっとしたヒントから、「ぶた!」「ねこ!」「ひつじ」「にわとり?」というように、どんどん答えを当ててくれて、とても驚かされました。
おはなし会のエンディングでは、たくさん言葉を教えてくれたノエミさんに、今度は沖縄の言葉で「ありがとう」を伝えましょう、と呼びかけたところ、会場の後方にいた男の子からすぐに「いっぺーにふぇーでーびる」という声が聞こえてまたびっくり。学生たち用意していたシナリオでは「にふぇーでーびる」だけあったのですが、「いっぱいありがとう」の方が確かにぴったりするので、男の子のアイディアを採用して、みんなで「いっぺーにふぇーでーびる」と伝えて、おはなし会を終わりました。
参加してくれたみんな、フランス語の響きは楽しめましたか?
今日のおはなし会を通して、ひろいひろい世界とつながる楽しさを感じ取ってもらえたらうれしいです。
午前中よりもさらにお客さんが増えて、約60名の皆さんに参加していただきました。本当にありがとうございました!