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日本文化学科のブログ

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【文化情報学研究室で卒論報告会+卒論集贈呈式が開催されました!】

研究室・ゼミナール紹介
日本文化学科の学生たちは、3年生から専門分野ごとに研究室に所属し、2年間かけて卒業研究に取り組みます。1月~2月上旬にかけては、その総仕上げの時期、ということで、各研究室において、卒業論文の提出、卒論集の発行、そして4年生による卒業論文報告会が開催されています。

2月6日には、山口先生が指導する文化情報学研究室でも卒業論文報告会が開催されました。
この日の報告会では、まず、4年生から3年生へ、2年間の研究活動の集大成である卒論集『文化情報学研究』第23号の贈呈式が行われました。
印刷作業と丁合作業は4年生たちが学内の印刷室を使って行いましたが、表紙印刷と製本は専門の業者さんにお願いしているので、完成した卒論集を見るのはこの日が初めて。立派な冊子に仕上がった卒論集をみて、4年生からは歓声が上がり、1年間の頑張りをお互いにたたえ合う様子が見られました。








卒論集の贈呈式の後は、ブース形式で4年生による卒論の成果報告と、卒論執筆や進路決定に向けてのアドバイスが行われました。
報告会の中では、4年生のみなさんからは3年生への以下のような具体的なアドバイスがたくさんあり、3年生もたいへん参考になったようです。

📖「後期は全体での授業は12月までなくて、1人あたり30分、毎週、先生の研究室にて卒論の個別相談の時間が設けられています。その週に取り組むべき範囲を決めて、すこしずつ進めていくのですが、計画している範囲だけでなく、その少し先の範囲までやっておくと、いま自分が書いているところが全体のどのような位置付なのかがはっきりしますし、時間が余ったときに、次の回の分も先取りできます。プラスアルファの努力を常にするように心がけしましょう。」
📖「先生との個別面談の時間がおわったら、論文の手直しはすぐに取りかかりましょう。メモ代わりに録音もできますが、録音しているという安心感からメモを取らなくなると、後で録音を聞いてもよくわからない、ということも起こります。録音はあくまでもメモの補助、という意識で面談にのぞみましょう。」
📖「司書系の公務員の採用試験は10月上旬に一次試験の結果が分かり、10月下旬~11月上旬に二次試験、合否の決定は最終的に12月中旬までかかります。その期間はまるごと卒論の個別指導と重なってしまうので、面接や小論文対策と卒論を同時に進めるのはかなり大変でした。試験直前は卒論はストップして対策ができるように、9月末~10月上旬にかけて、予定よりも少しでも先に進めておくとよいと思います。」
📖「前期の卒論の授業では、就活や採用試験の勉強を優先してもらえるので、3年生後期ほどたくさんの課題はありません。基本概念をまとめて、プレ調査を行い、分析まで進めた3年生の時のあわただしさと比べると、びっくりするくらい時間があるなぁ、と感じると思います。でもそれがこのゼミの強みだと思いますので、4年生の前期の時間を無駄にせず、採用試験に向けての勉強や就活に向けての取り組みを進めてください。」





4年生のみなさん、2年間の研究活動、本当にお疲れ様でした。
3年生のみなさんも、4年生からプレゼントされた卒論集をテキストとして大切にしつつ、残り1年間、しっかり卒業研究と進路決定に向けて頑張っていきましょう!