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日本文化学科のブログ

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【4年間をふりかえって その⑤】

そのほかもろもろ
【4年間をふりかえって その⑤】

 【4年間を振り返って】は、卒業を迎えた4年生が大学4年間を振り返って記事を書くという企画です。【その⑤】は多文化間コミュニケーションコースのゼミで学び、教職課程も履修、サークル活動も頑張った学生が書いてくれました。ぜひ読んでみてください。




 私は、今年3月21日に卒業式を迎えました。この記事を執筆するにあたって、大学4年間の写真や動画、講義の資料を見返してみたのですが、「ああ、戻りたいな」と思うほど、楽しく充実した学校生活だったと感じています。そこで、今回は、4年間を振り返って、印象的だったこと・楽しかったことなどをお話したいと思います。
 1つ目は、授業です。高校までは、正直、授業=強制的に受けるもの、という印象がありましたが、大学に入って、授業=自分の好きを深められるもの、に変化しました。そもそも大学は、自分で選ぶ“選択科目”や“共通科目”と、学科の“必修科目”を組み合わせて、自分で時間割りを作ります。高校までの授業と違い、履修に際して自由度が高い上に、自分の興味ある分野を学ぶことができるという利点があります。特に、日本文化学科(日文)が設定する科目は、日本や沖縄の文化、文学、言語等に興味ある人であればとても面白い内容ですし、同じ趣味・嗜好を持つ友人も沢山できます。その中でも、普段沖縄の人が話している言葉(「~だはず」「してからに、」など)について、その成り立ちや理論を学ぶ講義が印象に残っています。私は、友達とこの授業にドはまりして、「明日、雨だはずね。」「あ!今の講義で勉強したやつ!」という、他の学科の子が聞いたら引かれそうな会話をしていた時期があったくらいです。今思えば、友人とのなにげない会話でしたが、それも思い出だなと感じています。





 2つ目は、教職課程の行事です。沖国には教員免許を取るためのカリキュラム「教職課程」が存在していますが、その中でも日文教職は、授業とは別に模擬授業会や合宿などの行事が年に5、6回行われています。これは、日文教職の名物であり、伝統でもあります。伝統を受け継ぎ、自分達の代でも行事を進行するんだ!という責任感、同じ志を持つ者同士で夢に向かって突き進むぞ!という熱意が、私の中で教職課程で学ぶモチベーションとなっていました。また、この行事は、全学年参加するので、横(同級生)の繋がりだけでなく、縦(先輩・後輩)の繋がりが強くなります。卒業した今、右も左も分からない大学生活、教育実習を乗り越えられたのは、この行事で築き上げた縦横の絆があったからだと、しみじみ感じています。



 3つ目は、サークルです。私は、芸能文化サークル「ピリカウタリ」というサークルに所属していました。エイサー、バレエ、琉舞、手踊り、ダンス、獅子舞など様々な要素を混ぜて、自分達で舞台を作る活動をしていました。仲間達と切磋琢磨して何かを作りあげ、それをお客さんに提供するという経験はなかなかできません。部活動と似ていて、悔しい、きついと思う瞬間もありましたが、その倍くらい楽しい思い出があります。サークルなので、打ち上げや誕生日会、ハロウィンパーティーなど学生らしいイベント事も多くありました。また、私達のサークルは、私の同級生が立ち上げたものです。最初数えられるくらいしかいなかったメンバーが、今では20人にもなりました。卒業する頃には誇らしい気持ちでいっぱいで、社会人になっても会いたいなと思える仲間達と出会うことができて幸せだなと感じています。



 最後に、私がこのような素敵な経験をできたのは、沖国に入学し、自分の好きを見つけ、それを共有できる友達ができたからです。もちろん、苦い思い出も沢山ありますが、最後は笑顔で卒業することができました。今、この記事を読んで、少しでも楽しそうだなと思ったら、日本文化学科への入学を検討してみて下さい!!