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日本文化学科のブログ

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【新入生対象の図書館関係科目のオリエンテーションが開催されました!】

図書館司書課程通信
2025年4月3日、朝早くから新入生が時間割づくりの説明会が開催され、その後、各種資格課程のオリエンテーションも自由参加制で開催されました。

日本文化学科と関わりの深い、学校図書館司書教諭資格と、図書館司書資格、さらに学校図書館モデルカリキュラムの説明会も開催され、のべ240名を超える参加があり、教室は大変なにぎわいとなりました。

学校図書館司書教諭資格オリエンテーションを担当したのは、日本文化学科で図書館情報学を教えている名城邦孝先生。
沖縄県は、全国でも珍しく、小中学校も含めて、全県域に学校司書が配置されていることもあり、学校司書を目指す学生も多くいますが、その中には「司書教諭」という資格と混合してしまっているケースも少なくありません。
名城先生からは、スクリーンを使って、文科省の定義なども使って、学校司書と司書教諭の違いについての詳しい説明がなされ、学生たちの間からは「もう大学の授業がはじまったみたいだね」というほほえましい声も聞こえてきました。



司書資格課程のオリエンテーションでは、同じく日本文化学科の専任教員である山口先生から、「今日会場に来てくれた皆さんの中には、将来、図書館で司書として働きたい、という強い気持ちを持っている人もいると思いますが、「なぜあなたは司書になりたいのですか?」と聞かれたらどう答えますか?」という問いかけが最初にありました。

「「司書になりたい」という人にその理由を問うと、「本が好きだから」「図書館が好きだから」と言う人がたくさんいます。しかし、「読書」は図書館員にならなくてもできますし、図書館が好きなだけなら、休みの日に通えばよいでしょう。将来の職業として司書職を目指すならば、司書とはどのような職業か、どのような社会的な意義を持つ仕事なのか、をきちんと理解しなければなりません。図書館司書は、図書やネットワークを駆使して、さまざまな情報の中から利用者が必要とする情報を的確に、素早く、多様で公正な視点から収集、提供することで、人々の毎日の生活をサポートする専門的な職業です。単に「本が好き、図書館が好き、本が好き」というような理由ではなく、そうした仕事に興味や魅力を感じるかどうか、授業登録の前にしっかり考えてみましょう」と山口先生。



他にも、昨年度の司書採用試験の結果などの説明もあり、現役合格を勝ち取った学生たちが大学4年間をどのように計画的に生活したのか、採用試験に合格するための1年生から4年生までの大まかなスケジュールの紹介もあって、学生たちも興味津々の様子で聞いてくれました。



1年生のみなさんはこの日は午後から、教職課程や博物館学芸員課程などのオリエン―ションもあって大変でしたよね。 
それぞれのガイダンスで学んだことをふまえて、これから4年間、一歩ずつ歩んでいきましょう。