【2026年8月】レオン大学(スペイン) 山下さん 総合文化学部 社会文化学科
レオン大学(スペイン)
二週間で分かったこと
社会文化学科3年の山下です。これから12か月、スペイン・レオン大学での留学について、月に一度報告します。
8月21日に到着し、先に来ていた短期留学の方々と一週間ほど授業を受けました。その後の5日間が Welcome Week です。国際化担当の部署と学生団体 AEGEE León が開く、留学生向けのプログラムでした。名称から事務手続の説明を想像していましたが、実態は留学生どうしが知り合うための一週間です。初日は市内のカンダミア公園での顔合わせでした。私はそこでイタリアから来た学生と話し、二週間が経った今も交流が続いています。
履修登録については、私は大学附属の Centro de Idioma(語学センター)に所属するため、まだ行っていません。学部の授業を取る人とは手続が違います。次の学期からは学部の授業も受けたいと考えています。
授業はほとんどスペイン語で進み、英語は語句の補足に使われる程度です。私は渡航前に語学の検定を受けておらず、水準を示す数字を持っていません。実際にどうかというと、読むことはできますが、話せません。この二週間、その一点があらゆる場面で現れました。
ホームステイ先は中年のご夫婦で、ときどきご家族が来ます。食事は朝8時半、昼2時半、夜9時半です。最初の数日は、話しかけられても聞き取れず、聞き返し、二度目も分からず、笑って済ませて、そのまま黙る——この順序を何度も繰り返しました。食卓は一日三回あります。困ったことを一つ挙げるならこれで、他のどれよりも重いものでした。つまずくのは主に語彙と活用です。聞き取れないこともありますが、それ以上に、返す言葉が出てこない、動詞の形が作れない。読むときには辞書を引き、活用を考える時間がありますが、会話にはそれがありません。そのため、語彙と活用を練習するアプリをAIで作り、毎日勉強しています。効果があったかどうかは、次回以降に書きます。
9月3日には、現地の学生の案内で市内を回りました。市庁舎では市長から歓迎の言葉をいただきましたが、個別に話したわけではなく、留学生全体に向けて受け入れを歓迎すると述べられたものです。それでも、大学だけでなく市の側もこの受け入れを重視しているのだと分かりました。また、中南米の学生とも知り合い、特にメキシコの学生の方々とは一緒にランチにも行きました。翻訳アプリを介しながら周りとの会話にも引き入れてくれました。話すときは英語か翻訳アプリを使っています。スペイン語圏の相手とスペイン語で話せていない、というのが今の正直なところです。
9月4日には、大学のバスで Las Médulas に行きました。参加費20€、昼食付き、希望者およそ80名。ローマ帝政期の金鉱の跡で、水を大量に流し込んで山そのものを崩す工法によって、いまの赤い地形ができています。同時代の博物学者プリニウスがこの工法を記録に残しています。
私は、初日に知り合ったそのイタリアの学生と一緒に登りました。その人も流暢というわけではありません。話しかけてくれるのはたいてい相手のほうで、私は相手が使った言い回しをそのまま借りて返していました。それでも会話にはなります。後半は、前日に知り合ったメキシコの方々からもらったお菓子についてイタリアの方とその良し悪しについて話しました。特に、一つは辛いガムでした。辛い菓子は日本にもありますが、ガムが辛いというのは初めてでした。また、飛んでいた蝶については、イタリア語ではどう言い、日本語ではどう言うかを教えあいました。
登山後は近くの湖畔で昼食をとりました。そこでメキシコの方から、私の名前をどう発音するのかと、アニメについて聞かれました。
私の名前は「しょうま」と読むのですが、これには拗音と長音が含まれ、表記のうえでは「う」があるのに、発音のうえでは独立して現れません。そこがうまく伝わりませんでした。相手がそのとおりに読めば別の名前になり、こちらは違うと言うのですが、どう違うのかを説明できませんでした。
アニメのほうは、あまり誠実に答えることができず、なんとなくといった形になりました。これはスペイン語のせいではありません。日本語で聞かれても、私は同じように答えられなかったと思います。留学をするなら、アニメについて一つか二つは話せるようにしておくといいです。
「ここでしか経験できないことがある」と書くのは簡単ですが、二週間の私が確かに言えるのは少ないです。残りの11回では、自分がまだ話せないことがどう変わるかを書いていきます。

社会文化学科3年の山下です。これから12か月、スペイン・レオン大学での留学について、月に一度報告します。
8月21日に到着し、先に来ていた短期留学の方々と一週間ほど授業を受けました。その後の5日間が Welcome Week です。国際化担当の部署と学生団体 AEGEE León が開く、留学生向けのプログラムでした。名称から事務手続の説明を想像していましたが、実態は留学生どうしが知り合うための一週間です。初日は市内のカンダミア公園での顔合わせでした。私はそこでイタリアから来た学生と話し、二週間が経った今も交流が続いています。
履修登録については、私は大学附属の Centro de Idioma(語学センター)に所属するため、まだ行っていません。学部の授業を取る人とは手続が違います。次の学期からは学部の授業も受けたいと考えています。
授業はほとんどスペイン語で進み、英語は語句の補足に使われる程度です。私は渡航前に語学の検定を受けておらず、水準を示す数字を持っていません。実際にどうかというと、読むことはできますが、話せません。この二週間、その一点があらゆる場面で現れました。
ホームステイ先は中年のご夫婦で、ときどきご家族が来ます。食事は朝8時半、昼2時半、夜9時半です。最初の数日は、話しかけられても聞き取れず、聞き返し、二度目も分からず、笑って済ませて、そのまま黙る——この順序を何度も繰り返しました。食卓は一日三回あります。困ったことを一つ挙げるならこれで、他のどれよりも重いものでした。つまずくのは主に語彙と活用です。聞き取れないこともありますが、それ以上に、返す言葉が出てこない、動詞の形が作れない。読むときには辞書を引き、活用を考える時間がありますが、会話にはそれがありません。そのため、語彙と活用を練習するアプリをAIで作り、毎日勉強しています。効果があったかどうかは、次回以降に書きます。
9月3日には、現地の学生の案内で市内を回りました。市庁舎では市長から歓迎の言葉をいただきましたが、個別に話したわけではなく、留学生全体に向けて受け入れを歓迎すると述べられたものです。それでも、大学だけでなく市の側もこの受け入れを重視しているのだと分かりました。また、中南米の学生とも知り合い、特にメキシコの学生の方々とは一緒にランチにも行きました。翻訳アプリを介しながら周りとの会話にも引き入れてくれました。話すときは英語か翻訳アプリを使っています。スペイン語圏の相手とスペイン語で話せていない、というのが今の正直なところです。
9月4日には、大学のバスで Las Médulas に行きました。参加費20€、昼食付き、希望者およそ80名。ローマ帝政期の金鉱の跡で、水を大量に流し込んで山そのものを崩す工法によって、いまの赤い地形ができています。同時代の博物学者プリニウスがこの工法を記録に残しています。
私は、初日に知り合ったそのイタリアの学生と一緒に登りました。その人も流暢というわけではありません。話しかけてくれるのはたいてい相手のほうで、私は相手が使った言い回しをそのまま借りて返していました。それでも会話にはなります。後半は、前日に知り合ったメキシコの方々からもらったお菓子についてイタリアの方とその良し悪しについて話しました。特に、一つは辛いガムでした。辛い菓子は日本にもありますが、ガムが辛いというのは初めてでした。また、飛んでいた蝶については、イタリア語ではどう言い、日本語ではどう言うかを教えあいました。
登山後は近くの湖畔で昼食をとりました。そこでメキシコの方から、私の名前をどう発音するのかと、アニメについて聞かれました。
私の名前は「しょうま」と読むのですが、これには拗音と長音が含まれ、表記のうえでは「う」があるのに、発音のうえでは独立して現れません。そこがうまく伝わりませんでした。相手がそのとおりに読めば別の名前になり、こちらは違うと言うのですが、どう違うのかを説明できませんでした。
アニメのほうは、あまり誠実に答えることができず、なんとなくといった形になりました。これはスペイン語のせいではありません。日本語で聞かれても、私は同じように答えられなかったと思います。留学をするなら、アニメについて一つか二つは話せるようにしておくといいです。
「ここでしか経験できないことがある」と書くのは簡単ですが、二週間の私が確かに言えるのは少ないです。残りの11回では、自分がまだ話せないことがどう変わるかを書いていきます。


















































































