短い秋の終わり

こんにちは。韓南大学に派遣中の稲嶺です。現在韓国では紅葉が散り始め、本格的な冬の始まりを感じています。今月のマンスリーでは、母とその友人たちと訪れたソウル旅行を中心に、記していきたいと思います。

 11月の日本の連休に当たる日に、母とその友人たちが50歳を記念して韓国に旅行に来ました。そのため、私は案内も兼ねてソウルに出向き、休日を一緒に過ごしました。
ホテルを明洞の中心地にとっていたため、明洞での食事やショッピングが主となりました。私が計画を立ててソウルに出向く際は行かない場所なので、有名な場所ではありますが、新鮮な感じでした。旅行中の食事も、カンジャンケジャン、お粥、参鶏湯、サムギョプサルなど、自分では選ばないものばかりでした。とくにお店を探して案内する等はなく、普段は食べられないようなものが食べられて良かったです。しかし、先述のようなお店では、一人一品（一人前）注文必須の場合が多く、量の多さに苦戦しました。私の分のお会計も、母たちが支払ってくれましたが、きっと食事だけでも結構な金額になったと思います。やはり、一人や友人と食事をするとなると、安くて取り分けられるような、融通のきく食事ばかりになるので、今回の旅で貴重な食事体験ができて良かったです。
 今回のメインイベントは、景福宮での韓服体験でした。私は韓服を着ずに、母たちについて行っただけだったのですが、留学中に景福宮まで出向く機会ができ良かったです。留学前や序盤は、韓国でやりたいことリストの中に‘景福宮で韓服を着ること’があったのですが、徐々に関心が薄れていました。韓服は着なくても、ドラマで見たような光景が見られて楽しかったです。そしてなにより、色とりどりの衣装を着た母たちがとても綺麗でした。私も気が向いたら、いつかまた韓国に旅行し、韓服体験もしてみたいと思いました。

ここからは日常生活についてお話しします。韓国ではインフルエンザや風邪が流行しており、日本人留学生たちもその限りでした。私も体調を崩し、病院にかかることになってしまいました。高熱だったため、点滴を打ってもらったのですが、そのおかげかすぐに元気になり、２日程度で良くなりました。しかし、空気の汚染もあってか、咳が現在も続いています。早く治るといいのですが、難しそうです。学校に推薦され契約した海外保険は、ソウルの病院でしか利用することができません。日本で事後請求はできるのですか、正直とても面倒です。風邪を引くのは仕方のないことですが、海外ではこういう面倒が多いので、なるべく気をつけたいです。
 
私は沖縄の秋の記憶があまり鮮明ではないのですが、韓南大学周辺は赤、黄の紅葉がとても綺麗でした。とくに、風邪が吹いて紅葉が木から落ちて行ったり、舞っていたりする光景が綺麗で、私にしては珍しく、動画にも残しました。現在はものすごい量の落ち葉が道路に広がっており、いつも大量の落ち葉入りゴミ袋を乗せたトラックが走っています。回収作業がとても大変そうです。
くる12月中旬の期末試験が最後の頑張りどころです。現地学生に劣らない点数をとれるように勉強に励みたいと思います。これから降り出す雪も楽しみながら、残り少ない留学生活を楽しみたいです。