最後のバカンスとお別れの月

こんにちは。レンヌ第2大学に交換留学中の宮城です。4月も終わり、帰国の日が迫ってきております。レンヌでは、春が到来しており、日照時間の長さに感覚がおかしくなってきています。夜の10時くらいまではずっと明るいです。
レンヌでは4月の後半にレンヌ第2大学の学部の授業が終わってしまいました。最後の週もストライキで学校が無くなったりしてバタバタしていました。学部の授業を取っている友達は大変そうでした。学部が終わり、寮に住んでいる友達がみんな帰ってしまい、今では寮がとても静かで少し怖いです。日本では4月は新生活のはじまりの季節なので、少し違和感はありましたが、実際にお別れすると寂しいものです。またいつか会えるといいなと思います。4月もストライキが多く、あまり書くことがないのですが、語学学校最後のバカンスがあったのでその事について書こうと思います。

まず、バカンスが始まって最初にベルギーのブリュッセルに行きました。ここに来てバスでの弾丸旅行をこなすことが上手になりました。ベルギーは、レンヌから夜に出発して朝に着いて、1日観光してその日の夜にまたバスに乗りレンヌに戻りました。ベルギーへの直行便はないので乗り換えないといけないのが大変でした。ブリュッセルは小さな街だったので、歩いて回ることが出来ました。バカンスシーズンということもあってかなり人がいて、色々な国のツアーの旗を見かけました。ブリュッセルでは、ルネマグリット美術館に行き、主要所の小便小僧や、タンタンのお店を見たりしました。物価は若干フランスより安く、フレンチフライやワッフルは本番なだけあって安くてとても美味しかったです。

そして、次の週にはカーンというノルマンディー地方の街へ行ってきました。最初は適当に近くの街で、なおかつ安く行けるというだけで旅行するのを決めたので、あまり期待していませんでしたが、個人的には留学中に行ったところでトップ3に入るくらい素敵なところでした。カーンは港街で、レンヌからバスで2時間半位で行けました。のどかな街で、平日だったのもあり人がほとんどいなく、独占している気分になれました。カーンでは、お城や大きい公園に行きました。お城もレンヌやブルターニュ地方とは少し違う作りで面白かったですし、鳥の庭という名前がついている大きな公園は本当に綺麗な所でした。ノルマンディー地方はいい所だなと思います。

そして、バカンスの最後にもう一度パリに行ってきました。ちょうどパリで観たい展示が2つもやっていたので、これは行かないと！となりました。まず、パリについてルイ・ヴィトンファウンデーションという、ルイ・ヴィトンの施設でやっている画家の展示を見に行きました。この建物はかなり変なところにあって、歩いていったのですが、途中森みたいになって、道が正しいのか怪しくなるほどでした。パリでは頻繁に色々な展示がしているので要チェックです。そして、その展示を見終わったあとに、2つめのハリーポッターの展示を見に行きました。そこでは、まず入口でリストバンドを貰い、そこに埋め込まれてるチップに情報を登録して、展示の中を周る体験型のイベントのような感じでした。ハリーポッターファンにはたまらない、映画で実際に使った衣装や杖、その他にも色々なアクティビティがあって最高でした。また来月にも最後に来る予定なので楽しみです。

1月に入ってから早く帰りたいなと思っていましたが、実際に帰国の日が１ヶ月を切ったあたりから不思議なことに無性に帰りたくないという気持ちが湧いてきました。残りは1週間くらいですが、レンヌを満喫して、残り時間を十分に楽しんでいこうと思います。