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【2024年12月】東海大学(台湾) 金城さん 総合文化学部 社会文化学科

東海大学(台湾)
過ごす時間がより濃くなった12月

大家好!新年快樂!あけましておめでとうございます。台湾の東海大学に交換留学している金城です。台湾は12月に入ってからいよいよ本格的に一日中寒くなってきました。より一層体調管理には用心が必要です。今回のマンスリーレポートを含め残り2回となり、留学も残りわずかとなりました。別れのときが刻々と迫ってくるなかで、一人一人との時間を惜しみなく過ごそうとより感じる月となりました。

月の中旬には所属するバドミントン部の毎学期末に開かれるお疲れ会がありました。前学期もあったのですが、私はそのとき参加することができなかったので最初で最後の皆との食事会となりました。35名近くいるので雰囲気が非常ににぎやかで、途中で後輩たちが芸を披露するなど大盛り上がりでした。芸を最後に披露した後輩に突然「一緒にやろう!」と中心に連れ出され戸惑っていると、私には内緒で部員全員が書いてくれた色紙をプレゼントしてくれました。嬉しすぎて固まっていると、「泣いちゃうの?」といじられてしまいました。そのときは泣きませんでしたが、実は、部屋に戻り色紙をまた見返していたら少し泣いてしまいました。入部した当時は周囲とどう接すればいいか分からず馴染めるか毎日心配していました。しかし一人一人が声をかけてくれたおかげで、輪のなかに入ることができました。気づけば冗談も言い合えるなかになり、きつい練習もともに乗り越えることができました。迎え入れてくれた彼らには感謝の気持ちでいっぱいです。嬉しいことに私の練習に対する態度や姿勢が彼らに良い影響を与えていたそうです。彼らから刺激をもらってばかりだと思っていたのですが、私も知らないうちに学ばれる立場になっていたことが本当に嬉しかったです。支えてくれた彼らの活躍を今後は沖縄から応援していきたいです。

台南の友人が地元に遊びに来ないか誘ってくれました。友人の地元を彼とご家族が私を色んな場所へ連れて行ってくれました。ご両親ともにフレンドリーに接してくれて、たまに友人より彼の父とひたすら話していることもありました。友人の実家の目の前が友人の母校の高校があったので案内してもらい、初めて台湾の大学以外の校内を見て周ることができました。私が驚いたのはグラウンドが陸上競技場のつくりになっていることです。聞くと台湾の小中高大すべてそのようなつくりになっており、それが一般的だそうです。日本の学校のグラウンドを見せると逆に驚いていました。
家から少し車を走らせて七股という地域に行き、雪山のような景色があったのですが、実は雪ではなくすべて塩でつくられた山がありました。以前そこでは天然の塩がつくられており、残った塩が未だに保存されていたのですが、見た目は本当に雪のようでした。少しまた走らせたところに現在は別のところで製造されており、そこでも塩の山がならんでいてなんとも幻想的でした。ご家族と関わったのは3日間だけでしたが、短い間になんだか私も家族の一員になれたような気がして幸せな時間を過ごすことができました。

大晦日には友人らと台北に行き、年越しの花火が行われる台北101を見に行きました。スムーズに台北に意外といけると思いきや途中で全く動かなくなりました。やはり渋滞がすごかったです。台北101周辺に着いたらなんと人で道路が埋めつくされており、携帯電話の電波が悪くなり連絡が取れないハプニングが発生しました。友人とはぐれてしまいましたが30分ぐらいでやっと合流することができました。花火は予想以上に綺麗で、7分間ほど続いていました。海外でまさか年越しを、さらには都市部でむかえると思っていなかったので例年とは違う特別な年越しを過ごすことができました。

今月は多くのイベントや出かける機会が非常に多かったと思います。友人と多くの時間を共有して、そして中には会う機会が最後の友人もいました。「再見(またね)」という言葉をいう度に、次回会えるのはいつだろうと寂しくなる時もあります。しかし、「またどこかで必ず会おう」と言ってくれるので、私もいつかどこかで会えることを信じて、出会いだけでなく別れも大切にしていきたいと思いました。今月も最後までご覧いただきありがとうございました。次回はいよいよ最後になりますが、ぜひ集大成をご覧いただけると幸いです。それでは再見。