文字サイズ

マンスリー留学体験記バナー

最新ブログ一覧(デスクトップ版)

  • すべて
  • 東海大学(台湾)
  • 韓南大学校(韓国)
  • 嘉泉大学校(韓国)
  • 釜慶大学校(韓国)
  • 澳門大学(中国・澳門)
  • レンヌ第2大学(フランス)
  • レオン大学(スペイン)
  • オスナブリュック大学(ドイツ)
  • 南ユタ大学(アメリカ)
  • バンクーバーアイランド大学(カナダ)

【2025年5月】レオン大学(スペイン) パンタさん 総合文化学部 英米言語文化学科

レオン大学(スペイン)
留学に来て一番嬉しかったこと

こんにちは。レオン大学に留学しているパンタです。5月の思い出として、まず1週目にレオンから車で約1時間の場所にある「Ciñera(シニェラ)」という町へハイキングに行ってきました。自然に恵まれたこの町には「ファエド」と呼ばれる美しい森林があり、秋の落ち葉がまだ残るなかにも春が感じられ、川の水も澄み切っていてとても美しかったです。かつて炭鉱の町であったため、労働者への敬意を示すモニュメントや壁画が町のあちこちに見られ、歴史を感じることができました。また、すべての横断歩道に美しい言葉が添えられていて、人々の温かさを感じました。

5月17日には、学校の遠足でブルゴスとリオハを訪れました。ブルゴスはカテドラルがすごく綺麗でレオンといつも比較されるそうです。内部の細かさにすごく感動しました。個人的にはリオハの広大なブドウ畑がとてもお気に入りで、空間の広がりから自由を感じました。リオハではワイナリーを訪問し、ワインの製造工程について学ぶことができました。また、リオハの名物の白アスパラガスを初めていただきました。私は、緑のアスパラしか知らなかったため、白いアスパラガスの存在に驚きました。逆にドイツ人の友人は緑のアスパラガスの存在を知りませんでした。食べてみると味は緑のアスパラガスと似ていました。

その後、マドリードに日本から友人が遊びに来たため、一緒にマドリードとグラナダを旅行しました。グラナダへはバスで向かいましたが、道中の景色が非常に美しく、到着前からすでに心が惹かれました。到着後まず驚いたのは気温の高さで、レオンは暖かくなってはきたが、長袖が手放せなかったのに対し、グラナダでは思わず汗ばむほどの暑さでした。アイスクリームを食べて涼んで、町を散策し、夜にはフラメンコショーを鑑賞しました。また、人生で初めてモロッコ料理にも挑戦し、とても美味しくいただきました。
今回の滞在の中で、留学に来て一番嬉しかったことがあります。それはグラナダからマドリードに戻るバスの中で出会った年配のスペイン人男性との会話です。仲良くなって会話をしていると、「日本から来たの?スペイン語が上手だね」と言われ、「まだまだです」と返すと、「完璧に理解できるよ」と励ましの言葉をいただきました。もちろんお世辞もあるとは思いますが、スペインに来たばかりの頃、機内で隣のスペイン人ご夫婦との会話を避けていた自分からすると、大きな進歩だと感じ、非常に嬉しく思いました。
この9ヶ月間、言語を習得する難しさを痛感しながらも、努力を積み重ねてきた結果、ネイティブの方とコミュニケーションが取れるようになったことは、大きな達成感となりました。残りわずかの滞在期間ですが、最後まで多くのことを吸収し、またみなさんに良い報告ができるように頑張ってきます。
Hasta luego!