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【2024年6月】レオン大学(スペイン) 赤嶺さん 法学部 法律学科

レオン大学(スペイン)
スペインのことだけでなくヨーロッパの国々についても学ぶ

こんにちは。今月はレオンでの留学生活最終月の出来事についてみなさんにお話ししたいと思います。

まず7月上旬には語学学校でスペイン語文法と歴史(主に美術)のテストがありました。文法は自分は得意な方であまり苦に感じないのですが、クラスのレベルが上がったことで使用される単語や慣用表現、問われるテーマなど難易度が前回のクラスと比べて格段に上がりました。また5分ほどの口頭試験もあり瞬発力や語彙力が求められました。人前に立ってスピーチを行うことは幾度の練習を重ねてきたつもりでしたが私は難しく感じ、少し苦手意識があります。少人数の前だと自分の思っていることや言いたいことをスムーズに伝えられるのですが、人数が増えると場の雰囲気にのまれてなにか圧力がかかっているように感じてしまいます。コロナ禍で対面での接触を控えながら大学生活を送ってきた私はたった数年間とはいえ再び対人関係を構築するのは努力と時間を要しました。まだ改善すべき点がたくさんありますが、練習を重ねてなんとか苦手意識を払拭できるようにしたいです。

学校とは別に6月9にはEUの国々で選挙(Elecciones europeas 2024)が行われました。私は現在スペイン人とフランス人と暮らしており、それぞれの国で置かれている現状や不満、改善すべき点などを話し合いました。やはり外部から見るその国に対するイメージと内部からとでは乖離があるように思いました。他国の人と政治について話す際に私は日本にとってその国の政治がどうであるかについて言及することを控えるように意識しています。なぜならそれはこちら側の事情であって、その国の国民からすると優先すべき点は自国の平和、安全、人権の尊重等であり、それらを重視せずに他国(私の場合日本)にとっての損得をベースに話すことは非常に危険だと感じました。LGBTQや移民問題、年金制度改革など日本では日頃から(フランスのみならず)国際情勢に関心を持ち、能動的にニュースを読まないと知らないような問題がありました。わたしは毎日ニュースを新聞で読むのでなんとなく”知っている“つもりになっていました。報道機関、場所などが変われば情報を受け取る側もその影響を受けやすいと改めて考えさせられました。
少しいつもとは違ったテーマになってしまいましたが自分なりに重要だとおもったので共有しました。ご容赦ください。ご精読ありがとうございました。