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【2024年11月】東海大学(台湾) 金城さん 総合文化学部 社会文化学科

東海大学(台湾)
冬がやってきた11月

大家好!現在台湾の東海大学に交換留学をしている総合文化学部社会文化学科3年の金城です。11月に入り晴天の日が続き天気が崩れることは減ったのですが、早朝と夜間は比較的冷えており、特に夜中は風も強くなりさらに寒くなるなど台湾にも冬がやってきました。身の回りで風邪をひく人が増え、私も体調を崩して寝込んでしまう日もありました。皆さんも風邪にはお気をつけてお過ごしください。

今回初めて語学学校が主催する校外学習のイベントに参加することができました。大学から約1時間半かけて南投の「溪頭自然教育園區」という場所へ登山をしに行きました。台湾に来てから友人や先生たちに登山を勧められていたのですが、留学が始まってだいぶ経ちますがようやく行くことができました。山の空気は美味しく、景色も綺麗で、一番驚いたのが野生の猿が多くいたことです。人馴れしているのか、人間が近寄っても逃げたりせずゆっくりと目の前を通りすぎていく猿もいました。みんなで少し登ったあと各自で自由行動となったので、友人と一緒にお昼ご飯を済ませたあと、もう少し登ることにしました。始めは寒かったのですが、ひたすら歩いていたので段々熱くなったので途中から半袖になり歩いていました。このとき厚着をして来なくて正解だと思いました。何とか登り目的の場所にたどり着き、下山は楽かと思ったのですが、意外と下山の方が大変だということを知りました。足腰の負担が登りより大きく、気を抜くとつまずいたりしたので登りより慎重になりました。標識の通りに下って行ったのですが心配になると必ず誰かが、「我們迷路了嗎?(私たち迷子?)」と言っていたのですが、集合時間に余裕で間に合いました。時間が経つにつれて霧が濃くなり全員が集まるころには、白い霧で辺りが見えづらくなっていました。霧が濃くなる前に戻って来られてよかったと改めて思いました。不安な気持ちで登り始めましたが、終始笑っていたので結果楽しく過ごすことができました。一度も参加することができなかった校外学習に最後の最後で経験することができたので本当に良かったです。

11月の中旬には「世界野球プレミア12」という野球の大会の中継が台中の市政府の広場でライブビューイングが行われていたので、友人が誘ってくれて連れて行ってくれました。そのときの試合が日本対台湾だったので、私にとっては完全にアウェーでした。日本が活躍すると友人も周囲もため息をついていましたが、私は密かに喜んでいました。逆に台湾が活躍すると、私だけがため息をついていました。応援の熱がすごく、初めて台湾の応援歌を聞いたのですがいまでも頭から離れません。この日も多くの人が見に来ていたのですが、友人曰くWBCときはもっと人が溢れかえっていたそうです。この日の応援でさえ熱がすごかったのに、さらに何倍もの応援の迫力を想像したら、きっと私は飲み込まれると思いました。アウェーな中でしたが、この日は日本が勝って私は嬉しい気持ちで、友人は悔しい気持ちで帰りました。しかし、後日行われた決勝では台湾が日本に勝ち優勝しました。すぐに一緒に見に行った友人から「台湾冠軍!(台湾チャンピオン!)」という連絡がきて、最終的には私が悔しい気持ちをするというまさかの結末になりました。結果はどうであれこうやって直接相手国の人たちとスポーツの勝敗について話したりすることは、改めて思うとすごく貴重なことだと感じました。離れていてもこのように国境関係なく語りあえたらいいなと思いました。

今月も本当に時間があっという間に過ぎていき、気づけば入国したばかりのときの寒さに少しずつ近づいてきています。授業も残すところ約1か月分となりました。限られた時間のなかでうまく時間を使うために体調には細心の注意を払って慎重に生活を送っていきたいと思いました。今月もマンスリーレポートを最後までご覧いただきありがとうございました。マンスリーレポートも残り2回となりました。残り少ないですが、これからもみていただけると幸いです。
それではでは再見!