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【2023年2月】レオン大学(スペイン)川満さん 経済学部地域環境政策学科

レオン大学(スペイン)
マンスリー報告 2月

こんにちは、スペインのレオン大学に留学中の川満です。
スペインも2月に入り寒さが本格化して来ました。寒さも沖縄では経験できない貴重な経験だと思うと冬が過ぎるのも少し寂しいです。
今月は、サン・セバスチャンというスペイン北西部の街に旅行に行ったことについてと報告したいと思います。

まず、サン・セバスチャンについてです。サン・セバスチャンはスペイン北西部に位置するバスク地方の都市の一つです。サン・セバスチャンは周りを固い岸壁の連なる岩山に囲まれており、街自体は湾岸沿いに位置するため古くから貿易の拠点とされて来ました。僕らの住むレオンからはバスに乗って5時間ほどで到着しました。サン・セバスチャンでは、「ピンチョス」と呼ばれる、何種類もの小料理を選び、ワインなどの飲み物とともに楽しむ文化があります。人々は何軒もバルを巡りながら楽しむのが一般的です。私たちも同じように何軒ものバルをめぐって楽しむつもりでしたが、現実はそう甘くはありませんでした。まず、値段が高い。正直、学生が楽しむにはあまりにも高すぎる。その時点では、旅行のテンションもあって値段のことはあまり気にしてはいなかったのですが、後々、通帳を見て絶望しました。
僕らの住むレオンで4日間飲み歩けるお金を1日で溶かしてしまいました。サン・セバスチャンに行く学生の方は気をつけてください。次に、バルが基本的に満杯。僕らが行った期間がちょうどカーニバルの期間だったこともあるとは思いますが、ある程度美味しいと評判のあるバルやチーズケーキ屋さんに行くとほとんどが満席でした。予約できることが多いのでぜひ予約して行くことをお勧めします。

私たちの旅の目的は、もちろん美味しい料理を食べることもあるのですが、一番の目的はサン・セバスチャンのプロサッカーチームであるレアルソシエダの試合を見に行くことでした。現在レアルソシエダには日本代表の久保建英選手が所属しています。日本人として、同じスペインにいるなら是非応援したいと思い、日本人の友達と観戦に向かいました。試合は街の外れにあるスタジアムで行われました。会場が近くなるとレアルソシエダのユニホームを着た人が多くおり最高のムードで包まれていました。私たちもスタジアムにあるショップでユニフォームを買い、万全の状態で試合に望みました。会場に入ると会場全体がホームカラーの青一色に染められていました。レアルソシエダは現在リーグ3位優勝を狙うため一戦も負けられない状況が続いていました。選手の名前がコールされると会場全体は最高潮の盛り上がりでした。もちろん、我らが久保建英選手の名前もコールされ、私たちも一生懸命叫びました。試合が始まってすぐ、久保選手のパスから味方選手が抜け出し先制ゴール!試合開始役6分のことでした。会場は大盛り上がり!僕らも飛び跳ねて喜びました。久保選手の貴重なアシストにより先制点を奪ったレアルソシエダは終始試合のペースを握り気づけば後半残りアディショナルタイム、誰もが勝利を確信した瞬間、一瞬の隙を突かれ同点を許してしまいました。予想打にしなかった結果にサポーターはショックを受けていましたが、最後まで暖かい拍手を送っていました。私たちも終始興奮し、あっという間に試合が終わったことを共感し合っていました。私にとって忘れられない経験ができました。
美食の街サン・セバスチャンは、美味しい食べものと素敵な人々がいる素敵な街でした。スペインを訪れた際は、訪れることを強くお勧めします。
以上で今月の報告を終わります。