最後の学校

こんにちは。南ユタ大学に派遣留学中の山口です。
あっという間に留学も終盤、学校に通う最後の月になっていました。一月からはじまったSpring Semesterも今月で終わりです。最後というとなんだか寂しくしんみりとした気分になってしまいそうですが、期末テストでもあったため、多くのテストや課題に追われていました。
特に印象的だったテストは、スペイン語のインタビューのテストでした。日本で外国語の授業を履修しても、授業内でスピーキングのテストはあまりしないので驚きましたし、戸惑いました。しかし、先に15問ほど質問が用意されており、その中からランダムに出題されるという、優しいテストであったため、そこまで厳しくもなく、楽しく行えました。

また、他の教科のエッセイの書かなければいけない量に苦戦しながらも、全ての課題をなんとか終わらせ、4月の最後の週は少し時間に余裕があったので、友人と同じユタ州のSalt Lake City（以下SLC）に一泊二日で小旅行に出かけました。シャトルバスを利用して、約3時間かけて行きました。SLCは同じユタ州と言っても、私がいるCedar Cityよりもはるかに都会で、お店も多く、高いビルも多くあります。そこで、High School Mucicalの舞台となったEast Highに行きました。平日は無料で学校の中を直接見ることができて、実際に映画の中で使われた広場やロッカーを見ることができます。日本に帰る前に、どうしても行きたかったEast High行けて、非常に良い思い出になりました。

SLCからCedar Cityに帰ってくると、その日は南ユタ大学の卒業式だったので、家についてすぐに学校に向かいました。初めてアメリカの大学の卒業式に参加しましたが、とても豪華で綺麗で、アメリカらしく歓声が多く上がったり、先生たちがバンドを披露したりして本当に素敵でした。その日は私にとっても学校で過ごす最後の日だったので、とても楽しかったですが同時に切なかったです。
卒業式の次の日は、私はアパートから退去しないといけませんでした。私は全然計画的に片付けをしていなかったので、たくさんの友人に手伝ってもらってなんとか終わりました。友達には本当に感謝しています。Cedar Cityから出る日には、最後に友人たちと街で人気のピザ屋さんに行きました。大変なこともあったけど、いざ帰るとなると寂しくて、たくさんの時間を過ごした友人たちと離れることがまだ信じられませんでした。街を出る最後の日はたくさん泣いて、たくさん笑いました。南ユタ大学に派遣留学をすることができて、本当によかったと思いました。それから、沖国から一緒に行った4人には何よりも感謝していますし、この5人で留学ができて私はとても幸せ者だと感じました。