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【2025年11月】レオン大学(スペイン) 知花さん 総合文化学部 英米言語文化学科

レオン大学(スペイン)
冬のスペイン

こんにちは。留学4か月目になりました知花です。
レオンでは落ち葉が積もり、気温は10度以下の日が続いて微かな初雪も見られるようになりました。
乾燥した空気が朝はひときわ冷えわたって、登校中は頬と耳が冷たいです。一度寒さに負けて数日寝込んだこともありましたが、だいぶ慣れてきたように思います。
スペインに来たころ、想像以上に乾燥していたので戸惑っていたことを思い出します。乾燥に加えて水質も違うのか、一時期は肌がとても荒れて頬ではなくてやすりかな?と思うほどでした。日本で使っていたスキンケア用品も手に入らず試行錯誤していましたが、最近はやや落ち着いてきたので使っているものを参考までに写真に載せておきます(無印だけはレオンではなく旅行の際にマドリードやバルセロナで買いました)。スペインは硬水というのは聞いていたのですが、沖縄も硬水だと思って対策を全くしていませんでした。ここでは日本と同じように洗顔すると乾燥がひどいので、洗顔シートを使うかジェル洗顔にしています。スペインではミセラーウォーターというのが一般的に使われているようですが、私には合いませんでした。またここではパックの普段使いはされていないようで一枚1€~3€(約182~550円※2025年12月)と高いので、もっと日本から持ってくればよかったと思いました。最近はますます円安になるばかりでつらいですね。
円安に加え輸入なので日本食は割高ですが、日本食レストランはレオンにもいろいろあり、またアジアンスーパーで食材や調味料を買うこともできるのでありがたいです。先日は語学学校で日本語を学んでいるスペインの学生と日本人留学生でラーメンを食べに行きました。毎週交流会やアクティビティがあるので日本語を教えたりスペイン語を教えてもらったりと貴重な機会になっています。

語学学校では引き続き接続法を学んでおり、11月21日と12月10日に期末テストのようなものがありました。12月18日には学期が終わり、クリスマス休暇が始まります。11月27日にはPlaza Santo Domingoで子供たちのクリスマスソングの合唱とイルミネーションの点灯式がありました。たくさんの人が集まってカウントダウンを叫んで、町中のイルミネーションに一気に光がともった瞬間は圧巻でした。その翌日からはブラックフライデーでいろいろなお店で大きなセールが行われていました。レオン大聖堂の前でクリスマスマーケットも始まり、並んだ木造の小屋でクリスマスの飾り物やスイーツなどが売られています。

11月半ばに語学学校の遠足でレオン大聖堂に入ることができました。建設当時は大聖堂がこの町で一番背の高い建物であったことや映画やスマホなどの娯楽のない時代に大聖堂の彫刻はすべて物語の絵巻物であったことなど歴史の先生の解説がとても興味深く、大聖堂がレオンの人々にとって歴史と思い入れのあることを肌で感じることができました。中に入ると自然とステンドグラスに導かれて視線が天井へ向くゴシック様式で、現代人も圧倒される感じを味わうことができました。レオン大聖堂のステンドグラスはヨーロッパでもなかなか類を見ない貴重なものだそうです。とても興味深く、もっと時間をかけて見たかったのですが、夕方で日が落ちかけていたのと、床も壁も石造りのためものすごく冷え込んで寒かったので早めに切り上げました。夏はもっと日の光が強く差し込むそうなので、来年また訪れたいと思いました。

最近の楽しみはトルティージャを食べることです。バルによって柔らかさや具材の量などが異なるのでとても違いがあって楽しいです。スーパーで売られているのを買ってみたり、自分で作ってみたりもしています。
スペインの文化を楽しみ見識を広めながら、寒さに負けず体調を崩さないよう励みたいと思います。
次回はクリスマスやスペイン語勉強について書けたらと思います。ではまた。