スペイン文化や行事を体感

スペインのレオン大学に留学している仲里です。
今年のレオンは、寒くなるのが早いらしく、最低気温が一桁になる日も増えています。地中性気候のスペインは夏よりも秋、冬に雨が多く、最近は降ったり止んだり送り返しています。

語学学校は、8月に集中コースが終了し、秋コースが始まる9月16日までは休暇だったのでマドリードを経由してトレドに行きました。トレドでは、サンタ・クルス美術館や軍隊博物館、トレド大聖堂を巡り、歴史ある街並みを体感することができました。特に大聖堂は、長い年月をかけて造られたため、様々な建築様式が混在しスペイン建築の変化を見ることができました。内部はとても広く、黄金の主祭壇があり『新約聖書』におけるイエス・キリストの生涯の20の場面が綴られていました。世界遺産にも登録されており、マドリードから日帰りも可能なので、機会があれば行くことをお勧めします。

レオンでの生活も1ヶ月半が過ぎ、ホームステイの期間も残りわずかとなりました。10月からピソへ引っ越すため9月に入ってからはidealistaというアプリを使いピソを探しました。しかし、希望する条件や家賃が合わなかったり、管理者にメッセージを送っても返信が遅かったので、ホストマザーに協力してもらいました。メッセージよりも電話の方がはやく、アプリ上に乗ってない情報を聞けたりしたので協力してくれたホストマザーには感謝です。ピソが決まった後は内覧と契約をしますが、入居月の家賃に加えて1ヶ月分のデポジットが必要になりました。（ピソの相場は1ヶ月約€270〜€320に加えて共有費がかかります。）ピソによって支払方法が異なると思いますが、今回は現金での支払いだったので、約8万必要でした。留学を考えてる方は、日本を出国する前にある程度の現金を準備しておくといいと思います。

9月16日からはクラスが始まり、新しいクラスメイトが加わりました。授業の内容としては、日本で既に習っている表現を学んでいますが、細かいニュアンスや使い方は語学学校で学んでいます。なので、わからない時も多少ありますが、先生から的確な例文を出してもらったり、日本人の学生同士で確認し合いながら取り組んでます。週末には、日本語が上手なスペイン人の友達とバルを巡ったり、レオンの食べ物や行事について教えてもらったり、授業で習った表現を使ってみたりスペイン語を話す機会も増えてきました。難しい内容の時はスペイン語の後に日本語に訳してくれるので、聞き取れなかった部分に気づくことができ、勉強のモチベーションにもなっています。レオンは、9月の後半から各所でイベントが開催されています。学校のすぐ隣にある公園ではフードトラックが集結していて学校の後、お昼ご飯を食べ楽しみました。29日には、Pendonesが開始され、500程ある各村の旗がサンマルコス教会からレオン大聖堂へ集結しました。行進の間、旗を持つ人や民族衣装を着て踊る人、伝統的な楽器を演奏する人など、レオンの行事を体感することができ興味深かったです。