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【2025年10月】韓南大学校(韓国) 髙山さん 総合文化学部 社会文化学科

韓南大学校(韓国)
ウルルン島研修プログラムに参加して

みなさん、こんにちは。韓南大学に留学中の髙山です。
10月は大学主催のフィールドトリップに参加して貴重な経験をしたのでここに綴りたいと思います。

10月末に2泊3日で竹島・ウルルン島に行ってきました。きっかけは、韓国人の友達がこのイベントを教えてくれたからです。私は日本人でも竹島に行けるのか気になってその場で申し込みをしました。韓南大学からは、日本人私1人でしたが他の大学からは3人来ていました。このイベントで日本人に会えると思わなかったので親近感が湧きました。一人で参加したので心細くなるかと心配でしたが、外国人の友達ができて初日から楽しかったです。

1日目は、大学バスで4時間かけて大田からポハンに向かいました。ポハンの港でテグやソウルから来た大学と合流して、夜23時出発の船に乗船し7時間かけてウルルン島に向かいました。乗船する際にパスポートか外国人登録証の提出が必要だったのでセキュリティが厳しい印象を受けました。船内は8階建てでレストラン、カラオケルーム、コンビニ、UFOキャッチャーなどがありとても充実していました。また、各部屋にトイレとシャワーが完備されており6人分のベッドがありました。部屋に荷物を置いた後、友達と夜景を見るために8階のテラスに出ました。船から見る夜景は綺麗で幸せな気持ちで旅のスタートを切りました。

2日目は、朝6時にウルルン島に到着し観光バスで食堂に向かいました。町中のあちこちに독도(独島)という文字が書かれており衝撃的でした。朝食後、ウルルン島を一周しながら独島博物館・独島義勇守備隊記念館などに行き竹島について学習しました。そこには三國史を始めとする歴史資料や韓国人が竹島に住んでいた様子を再現した模型などが展示されていました。そこで展示物を見たり職員の解説を聞いたりして、私が想像していた以上に韓国の「独島を守ろう」という意志が強いように感じられました。私は、事前に日本の外務省のHPで竹島について勉強していたので韓国の主張を俯瞰して見ることができとても興味深かったです。

3日目は、朝6時にホテルで朝食ビュッフェを済ませて港に向かいました。竹島周辺の海は荒れやすく出航できないこともあると聞いていたので港に着くまであまり期待しないようにしていました。当日の天気は、曇っていたので心配でしたが無事に竹島に行くことが決まって嬉しかったです。
竹島に向かう船は300席以上ありましたが全て満席で、韓国人の間で人気の観光地なのだと実感しました。
ウルルン島から竹島まで1時間40分かかりますが、滞在時間は30分しかありませんでした。なので、乗客たちは急いで降りて韓国の国旗を振って写真を撮っていました。竹島は人が住めるとは思えないくらい傾斜の大きい岩山でした。本当にこの場所に来られると思っていなかったので感動しました。

私が事前に調べた日本人のブログでは、国籍を理由に竹島に行けなかったという話があったので、もしその状況になったら受け入れようと思っていました。しかし、今回のフィールドトリップで国籍を理由に差別されることや国際問題について意見を問われることは一度もありませんでした。大学主催だったので何の問題もなく行けたのかもしれません。興味がある人は一度行ってみることをお勧めします。
また、今回のイベントは5回目の開催でしたが、竹島に上陸できたのは今回が初めてだったそうです。本当に奇跡のようでした。このイベントに参加して、竹島について学べただけでなく、外国人の友達ができて異文化交流ができたことも嬉しかったです。残りの留学生活でも、たくさんの人と交流し、多くの経験を積みたいと思いました。

最後までご覧いただきありがとうございます。来月のマンスリーもお楽しみに。