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【2023年3月】レンヌ第2大学(フランス)宮城さん 総合文化学部英米言語文化学科

レンヌ第2大学(フランス)
終わらないストライキ

こんにちは。レンヌ第二大学に交換留学中の宮城です。留学生活も終盤になってきました。ここ最近では、パリやフランス各地の都市で週1回程のペースでストライキが続いており、学校もそれに合わせてお休みとなっている状態です。後期に入ってからはあまり学校に行けていません。休みの日が多く、ストライキ中は中心街に行くのは危ないため、寮で過ごす日が続いています。今月はストライキ中のフランス生活についてと、パリに行ったのでその事について書こうと思います。

まずストライキですが、段々と内容がエスカレートしてきています。フランスのゴミ回収業者がストライキをしているため、私の寮も含め、街中のゴミが放置されてしまい、とても汚い状態です。パリに行った時もちょうどストライキ後だったので、街中は臭く、ゴミの山で通れない道が沢山ありました。また、多くのゴミ捨て場もゴミが処理されないため山のようになっています。1度だけストライキ中に中心街へ行った時、大丈夫だろうと中心街の駅で電車を降りたのですが、すぐに催涙ガスかと思われる匂いが駅の中まで広がっているのがわかったので、すぐ電車に戻って次の駅で降りました。催涙ガスは少し嗅いだだけでも本能的にこれは危険だなと分かったし、実際少し目も痒くなったので、ストライキ中は中心街などあまり人が集まるような場所には行かない方が良いです。ただ、日本では経験できないであろうことを経験できて刺激的です。

ストライキ中でも行われているイベントがあったので行ってみました。日本のカルチャーや食べ物についてのイベントで、フランス語で日本神話のお話が聞けたり、色々な展示を見て回ったりました。そこで驚いたのは意外とレンヌには日本人の方が多くいる事です。留学していると、この人は日本人かどうかがかなり正確にわかるようになります。そこで知り合った日本人の方が芸術関係のお仕事をしていたので、一緒イベントに行った友人と、一緒にモノクロ写真についてのイベントにも参加させてもらいました。かなり奥が深く、もう一度開催されるらしいのでそれにも行く予定です。

そして3月は久しぶりにパリに行きました。最初にパリに行った時にルーブル美術館に行けなかったので、今回は行ってきました。パリの美術館は学生なら無料で入れるところが多く、ルーブル美術館もタダで入ることができました。ルーブルに入るチケットは現地の窓口でも買えると聞いていたのですが、朝一に行ったのにも関わらず、当日の無料のチケットが既に無くて入れませんでした。ルーブルに行く際はインターネットで事前にチケットを購入しておくのをお勧めします。朝一で行ったので美術館内にはそれほど人がいなく、モナリザも全然待つことなく見ることができ、ミロのヴィーナスや民衆を導く自由の女神などはほぼ見るのは独占状態でした。ルーブルに行くなら朝一に行くのをお勧めします。ルーブルは午前中で切り上げて、午後からはお買い物をして回りました。私は趣味でレコードを集めていて、パリには沢山お店があったので最高でした。留学生活が始まって何枚か買ってきたのですが、日本では見ないような品揃えでかなり面白いです。ですが、全体的に円安の影響もあって、少し値段が高くてレコードの状態も悪いです。色んな方面からフランスを見るという意味ではかなり好都合な趣味で良かったと実感しています。

3月はストライキがあったので学校がほとんど休みになり、留学生活も終盤でお金もあまりないので、あまり何もしていない月になってしまいました。それに、寮にいる人達も生活の節目ということもあり、だんだん居なくなっていっています。よくお喋りしていたお友達もパリに引っ越してしまい、寮にいる時間も増えて退屈な時間が増えました。これからもどんどんみんな帰っていってしまうので、今のうちにたくさん喋っておこうと思います。春になってかなり体もだるいですが頑張ろうと思います。