【2025年6月】レオン大学(スペイン) 仲里さん 総合文化学部 社会文化学科
レオン大学(スペイン)
時間の速さを痛感した留学生活最後の月
レオン大学に留学していた仲里です。
スペインでの生活も終え、先日、日本に帰国しました。6月の初めの週に語学学校が終了し授業がなかったので、レオン周辺の街やヨーロッパ旅行したり、帰国する前日まで友達と遊ぶくらい充実した日々を過ごしました。今回は、旅を通して感じたことやレオンでの生活を振り返りながら書きたいと思います。
学校が終了して帰国まで約3週間あったので、できるだけ旅行をしようと思い、9泊10日で8カ国を巡りました。なかでも印象に残っているのは、ドイツのベルリンとスペインのバルセロナです。ベルリンでは、実際にベルリンの壁やホロコースト記念碑など、戦争に関連する場所を訪れました。というのも、これまで沖縄戦について学習する機会はあったものの、他国の戦争について直説知る機会はほとんどなかったからです。今日の沖縄では、継承の仕方について議論が続いていますが、同じくかつて戦場となったベルリンでは、どのように記憶を継承しているのかを実際に見たいという思いもありました。沖縄との相違点として印象的だったのは、関連施設の多くが人々が目につきやすい場所にあるという点です。その多くが市街地や公園、広場にあることで、観光客もアクセスしやすく自然と関心を持って見ているように感じました。また、ヨーロッパではユダヤ人の歴史や文化を象徴する像や場所も比較的多く見られ、ハンガリーのブダペスト市内にはユダヤ人が実際に使用していた私物やその証言があったり、ドナウ川岸には川に落とされる前に脱いだ靴の彫刻がありました。その中には子どもの靴もあり、迫害がもたらす恐怖と残忍さを実感したと同時に、今まで遠い国と思っていたイスラエル、イランでも同様な出来事が起きでる現実を実感しました。
留学最後の旅行で最後に行きたかった場所はバルセロナでした。これまで何度訪れていました、サグラダ・ファミリアだけはまだ訪れたことがなかったからです。今までにたくさんのガウディ建築を見てきましたが、サグラダ・ファミリアのステンドガラスはこれまで見た中でも特に美しく、生誕と受難のファサードで色彩に意味を持たせている点は興味深かったです。また、音声ガイドも充実していて、ガウディの思想や建築技術について知ることができました。
旅行からレオンに戻ってからは、語学学校で知り合った友人が学校の近くの教会で働いており、その案内も兼ねてお昼ご飯に招待してくれました。普段は見ることのできない教会の裏側まで案内してくれいい経験ができました。また、別の日には同じ語学学校で日本語を学んでいるスペイン人の友人たちと公園でピクニックも楽しみました。帰国の1週間前からは学校の前の公園でフェスティバルが開催されており、友人たちと飲んだり食べたり毎日忙しく過ごしました。毎日、時間が足りないと感じるくらい充実した留学生活を過ごしながらも、これまでお世話になった方々に、お別れを言うこともできたので思い残すことなく帰国することできました。
最後に、これまでマンスリーを読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。少してでもスペイン留学に関心を持って頂けたなら幸いです。
レオン大学に留学していた仲里です。
スペインでの生活も終え、先日、日本に帰国しました。6月の初めの週に語学学校が終了し授業がなかったので、レオン周辺の街やヨーロッパ旅行したり、帰国する前日まで友達と遊ぶくらい充実した日々を過ごしました。今回は、旅を通して感じたことやレオンでの生活を振り返りながら書きたいと思います。
学校が終了して帰国まで約3週間あったので、できるだけ旅行をしようと思い、9泊10日で8カ国を巡りました。なかでも印象に残っているのは、ドイツのベルリンとスペインのバルセロナです。ベルリンでは、実際にベルリンの壁やホロコースト記念碑など、戦争に関連する場所を訪れました。というのも、これまで沖縄戦について学習する機会はあったものの、他国の戦争について直説知る機会はほとんどなかったからです。今日の沖縄では、継承の仕方について議論が続いていますが、同じくかつて戦場となったベルリンでは、どのように記憶を継承しているのかを実際に見たいという思いもありました。沖縄との相違点として印象的だったのは、関連施設の多くが人々が目につきやすい場所にあるという点です。その多くが市街地や公園、広場にあることで、観光客もアクセスしやすく自然と関心を持って見ているように感じました。また、ヨーロッパではユダヤ人の歴史や文化を象徴する像や場所も比較的多く見られ、ハンガリーのブダペスト市内にはユダヤ人が実際に使用していた私物やその証言があったり、ドナウ川岸には川に落とされる前に脱いだ靴の彫刻がありました。その中には子どもの靴もあり、迫害がもたらす恐怖と残忍さを実感したと同時に、今まで遠い国と思っていたイスラエル、イランでも同様な出来事が起きでる現実を実感しました。
留学最後の旅行で最後に行きたかった場所はバルセロナでした。これまで何度訪れていました、サグラダ・ファミリアだけはまだ訪れたことがなかったからです。今までにたくさんのガウディ建築を見てきましたが、サグラダ・ファミリアのステンドガラスはこれまで見た中でも特に美しく、生誕と受難のファサードで色彩に意味を持たせている点は興味深かったです。また、音声ガイドも充実していて、ガウディの思想や建築技術について知ることができました。
旅行からレオンに戻ってからは、語学学校で知り合った友人が学校の近くの教会で働いており、その案内も兼ねてお昼ご飯に招待してくれました。普段は見ることのできない教会の裏側まで案内してくれいい経験ができました。また、別の日には同じ語学学校で日本語を学んでいるスペイン人の友人たちと公園でピクニックも楽しみました。帰国の1週間前からは学校の前の公園でフェスティバルが開催されており、友人たちと飲んだり食べたり毎日忙しく過ごしました。毎日、時間が足りないと感じるくらい充実した留学生活を過ごしながらも、これまでお世話になった方々に、お別れを言うこともできたので思い残すことなく帰国することできました。
最後に、これまでマンスリーを読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。少してでもスペイン留学に関心を持って頂けたなら幸いです。