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【2025年6月】レオン大学(スペイン) パンタさん 総合文化学部 英米言語文化学科

レオン大学(スペイン)
Nos vemos pronto, España

こんにちは。レオン大学に留学している パンタです。最後の報告書になりますが、2024年8月から2025年6月まで、私はスペイン北部の都市レオンで語学留学を行い、約10ヶ月にわたってスペイン語を学びながら、さまざまな地域を訪れ、豊かな文化と人々の温かさに触れることができました。今月もいろんな地域に行ってきたので紹介します。

7月2日には、セゴビアを訪れました。目的はローマ時代に建設された水道橋を見ることでしたが、セゴビア大聖堂や白雪姫の城のモデルとされるアルカサル城の美しさにも魅了されました。特にアルカサル城の優美の姿には感動しました。昼食には名物のコチニージョ(子豚のロースト)をいただきました。外はパリパリ、中はとろけるような柔らかさで、スペインで食べた料理の中でも特に印象に残る一品でした。

7月5日、語学学校の修了日を迎えました。最後の日は、先生や友人たちと共に美味しい料理を囲みながら、懐かしい思い出を語り合いました。別れは寂しかったですが、この10ヶ月でスペイン語B2レベルを修了し、多くの知識と仲間を得られたことに大きな達成感を感じています。自分にとって一生の宝物となる経験でした。
また、学校の遠足で行けなかったため、ガウディの作品「エル・カプリチョ」を観にコミージャに行ってきました。サンタンデールを経由し、電車の遅延で計画は少し狂いましたが、無事に観光できました。サンタンデールではピンチョスが有名ですが、私が特に気に入ったのは、半熟で中に具材が入ったサンタンデールのトルティージャ・デ・パタタでした。

スペインでの目標の一つとして、「月に1本映画館でスペイン語の映画を観る」という挑戦がありました。しかし実際には通えず、最後の1ヶ月で一気に7作品を観ました。字幕がない中での映画鑑賞は難しくもありましたが、最終的には内容を理解できるようになり、自分の語学力の成長を強く実感しました。
さらに、テンプル騎士団の城があるポンフェラーダ、キリスト像が丘の上に立つパレンシアなども日帰りで行き、それぞれの町が持つ歴史や文化を肌で感じました。
7月にはバジャドリッド、マドリード、コルドバ、セビージャを巡る4泊5日の旅もしました。この旅で最も印象に残ったのは、各地で出会った大量の孔雀たちです。特にバジャドリッドのカンポグランデ公園やセビージャのアルカサル庭園では孔雀が自由に歩き回っており、こんな大量の孔雀を見たのは初めてだった為驚きました。コルドバとセビージャはどちらも美しい街でしたが、日中の気温は35~40度と非常に暑く、南部ならではの厳しさも実感しました。

帰国前の1週間は、レオンで地元のお祭りが開催され、毎晩友人たちと屋台で食事をしたり、最後のお別れを惜しんだりと、思い出深い日々を過ごしました。そして帰国当日、深夜のバスでマドリード・バラハス空港へ向かいました。友人たちがお見送りに来てくれて、嬉しい気持ちと別れの寂しさが入り混じった時間となりました。移動の多い留学生活で、バスは酔いやすさはあるものの、時間通りで便利なことも多く、個人的にはおすすめの移動手段だと感じました。

この留学を通して、語学力だけでなく、異文化理解、人とのつながり、そして自分自身の成長を大きく感じることができました。スペインで得た経験は、これからの人生の中で必ず生きてくると信じています。
Gracias, Hasta luego!