【2025年4月】レオン大学(スペイン) パンタさん 総合文化学部 英米言語文化学科
レオン大学(スペイン)
文化、旅、停電
こんにちは。レオン大学に留学している パンタです。4月はスペイン滞在中で最も刺激的な月の一つとなりました。語学学校での交流をはじめ、スペインの伝統行事「セマーナサンタ」に伴う長期休暇を活かして、バルセロナやバレンシアへの旅行も経験しました。また、思いがけない大規模停電などの体験もあり、文化や生活面でも多くの学びがありました。
4月は語学学校の友人たちと一緒にレストランへ行き、スペイン料理の代表格である「パエージャ」や「イカ墨ご飯」を楽しみました。異なる国から来た友人たちと食事を共にすることで、文化交流の機会にもなりました。ドイツ、中国、モロッコ、コロンビアそして日本の文化や地域について楽しくお話をしました。
4月第2週と第3週は、キリスト教の祝祭「セマーナサンタ(聖週間)」により語学学校が休みとなり、バルセロナとバレンシアを旅行しました。バルセロナでは、現在留学中の友人たちと合流し、ガウディ建築を中心に多くの名所を訪れました。観光や買い物に最適な都市であり、特にサグラダ・ファミリアやグエル公園などの建築には感動しました。また、友人が手料理を振る舞ってくれたり、パエージャを食べながらみんなでいちご入りのサングリアを楽しんでゲームをしたりとすごく思い出になりました。個人的には、これまで訪れたスペインの都市の中でバレンシアが最も気に入りました。ヨーロッパ最大級の水族館「オセアノグラフィコ」も見応えがあり、街全体がとても快適でした。レオンと比べて気候も温暖で、治安が良く、公共交通機関も発達しており、住みやすさを強く感じました。
旅行から戻った日にレオンでは「プロテシオン(宗教行列)」が行われており、街の多くの人が黒い服を身に着けていました。キリストの死を悼む行列に参加するマダムたちの衣装も印象的で、宗教と文化が密接に結びついていることを実感しました。
今月最も印象に残った出来事は、スペイン、ポルトガル、フランスの一部地域で発生した大規模停電です。授業中に突然停電が起こり、当初は校内のみの問題と思われましたが、休み時間に広範囲での停電であることが分かり、校内には動揺が広がりました。スペインではIH調理器具が一般的であり、ほぼ全てがオール電化のため、生活への影響も大きく、先生方や学生たちは非常に慌てていました。沖縄出身で停電に慣れている私は、買い出しの必要性など冷静に対応を考えていましたが、周囲との温度差を感じました。実際、近所のスーパー「メルカドーナ」では、水や生野菜、果物などの買い占めが発生し、在庫はほとんどなくなっていました。
4月は、語学だけでなく、スペインの宗教・文化・社会的背景に触れる貴重な月となりました。残り3ヶ月今後も、日々の経験を通じて多様な価値観を理解し、柔軟に対応できる力を養っていきたいです。
Hasta Luego!
こんにちは。レオン大学に留学している パンタです。4月はスペイン滞在中で最も刺激的な月の一つとなりました。語学学校での交流をはじめ、スペインの伝統行事「セマーナサンタ」に伴う長期休暇を活かして、バルセロナやバレンシアへの旅行も経験しました。また、思いがけない大規模停電などの体験もあり、文化や生活面でも多くの学びがありました。
4月は語学学校の友人たちと一緒にレストランへ行き、スペイン料理の代表格である「パエージャ」や「イカ墨ご飯」を楽しみました。異なる国から来た友人たちと食事を共にすることで、文化交流の機会にもなりました。ドイツ、中国、モロッコ、コロンビアそして日本の文化や地域について楽しくお話をしました。
4月第2週と第3週は、キリスト教の祝祭「セマーナサンタ(聖週間)」により語学学校が休みとなり、バルセロナとバレンシアを旅行しました。バルセロナでは、現在留学中の友人たちと合流し、ガウディ建築を中心に多くの名所を訪れました。観光や買い物に最適な都市であり、特にサグラダ・ファミリアやグエル公園などの建築には感動しました。また、友人が手料理を振る舞ってくれたり、パエージャを食べながらみんなでいちご入りのサングリアを楽しんでゲームをしたりとすごく思い出になりました。個人的には、これまで訪れたスペインの都市の中でバレンシアが最も気に入りました。ヨーロッパ最大級の水族館「オセアノグラフィコ」も見応えがあり、街全体がとても快適でした。レオンと比べて気候も温暖で、治安が良く、公共交通機関も発達しており、住みやすさを強く感じました。
旅行から戻った日にレオンでは「プロテシオン(宗教行列)」が行われており、街の多くの人が黒い服を身に着けていました。キリストの死を悼む行列に参加するマダムたちの衣装も印象的で、宗教と文化が密接に結びついていることを実感しました。
今月最も印象に残った出来事は、スペイン、ポルトガル、フランスの一部地域で発生した大規模停電です。授業中に突然停電が起こり、当初は校内のみの問題と思われましたが、休み時間に広範囲での停電であることが分かり、校内には動揺が広がりました。スペインではIH調理器具が一般的であり、ほぼ全てがオール電化のため、生活への影響も大きく、先生方や学生たちは非常に慌てていました。沖縄出身で停電に慣れている私は、買い出しの必要性など冷静に対応を考えていましたが、周囲との温度差を感じました。実際、近所のスーパー「メルカドーナ」では、水や生野菜、果物などの買い占めが発生し、在庫はほとんどなくなっていました。
4月は、語学だけでなく、スペインの宗教・文化・社会的背景に触れる貴重な月となりました。残り3ヶ月今後も、日々の経験を通じて多様な価値観を理解し、柔軟に対応できる力を養っていきたいです。
Hasta Luego!