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【2025年4月】オスナブリュク大学(ドイツ) 運天さん 総合文化学部 英米言語文化学科

オスナブリュック大学(ドイツ)
ハイデルベルク ドイツの政治教育

こんにちは、オスナブリュック大学に留学中の運天です。
4月に入り、日中は20℃前後まで気温が上がり、晴れの日も増え、暖かくなってきました。しかし、日照時間がとても長くなりました。サマータイムももう3月の終わり頃に適用されてますがそれでも長いです。沖縄も日本では長い方だと思いますが、それより長く20:00時でもまだ日が出て、21:00時ごろに日が沈む感じです。外出していると気づかないうち夜になっていて帰るタイミングが遅くなっていまいがちで、日が出ている夜という空になかなか慣れません。

週末に時間があったのでドイツの町、ハイデルベルクへ行ってきました。ハイデルベルクではハイデルベルク城というお城があり、そこを訪れました。13世紀ごろに建てられたと言われており、その後のプファルツ継承戦争や落雷があり、今の形になったようです。中には22万リットルの大きなワイン樽がありました。
ハイデルベルクにはゲーテなどの哲学者、詩人などが散策し、瞑想や思索にふけったことで有名な哲学者の道(Philosophenweg)という散歩道があり、散歩している人も多く見られました。

授業でアイデンティティと政治の繋がりのはなしの時にドイツ人の方達からドイツでは学校でも政治教育をしてると聞き、これまで知らずにいた私は少し驚きました。気になって調べてみると、ドイツでは、義務教育の一環として、政治教育や民主主義教育がカリキュラムに組み込まれていて、連邦政治教育センターという政府機関や州立政治教育センターなどが各州にあり、学校で使用する政治教育関連の教材を開発しているそうです。今、現実で起きてる政治的、時事問題などのテーマは授業においても議論があるものとして扱うという原則もあり、日本では中立性の観点から控えがちなトピックについても積極的に取り組んでいるようです。中立性=議論を避ける事では無いと考えているのかも知れないと思いました。若者の政治離れも懸念は多少あるものの日本ほど問題になっていないようです。ドイツの日本と違う面白い一面が知れて良かったです。他にも見つけたら紹介したいと思います。