【2025年4月】レオン大学(スペイン) 仲里さん 総合文化学部 社会文化学科
レオン大学(スペイン)
コンフォートゾーンを越えて
Hola,レオン大学に留学中の仲里です。
今月は、セマナサンタで学校が休みの日が多かったので、旅行をしたり、セマナサンタを満喫した月になりました。
4月11日から1週間、セゴビア、スイスのジュネーブ、フランスのリヨン、イタリアのヴェネツィア、バルセロナを旅しましたが、今回はその中でもセゴビアとジュネーブに絞って書きたいと思います。
旅の最初は、マドリードから電車で30分程にあるセゴビアを日帰りで観光しました。セゴビアへ行った目的は、世界遺産でも有名なローマ時代の水道橋と白雪姫のモデルとなったアルカサル城を見学するためでした。実際に見た水道橋は想像よりも高く、その割に支柱が薄いなと感じましたが、それはローマ時代の高度な建築の要素の一つでもあるそうです。セゴビアに水道橋ができた背景としては、ローマ帝国がイベリア半島を侵略する際、丘の上にある町を発見し、軍事拠点にしたことが関係しているとされています。軍事拠点としては最適な位置にあった反面、丘の上にあるため水という文明に欠かせない資源が乏しく、そのため水道橋が建設されました。セゴビアでは、今のスペインに大きな影響を与えたローマ文化や政策、技術について学ぶことができました。
その後、マドリードに戻って空港から、国際都市で知られるジュネーブへ向かいました。ジュネーブでは、平和学や社会学、哲学と関連があり、私が所属している学科とも関連があったため訪れてみたかった場所の一つでもありました。国際機関が多数集中していますが、大都市というほどでもなく、1泊2日でのんびりと過ごしました。滞在中は天候も良く、ジュネーブ大学内にある宗教改革記念碑、国連、ルソー島、サン・ピエール大聖堂を訪れました。訪れる前にある程度の概要に触れていたのである程度学ぶことができ、卒論に関連する素材等も見つかったので、個人的には有意義な時間を過ごせました。また、久々にスペイン語圏の外に出て、聞きなれない言語の中生活する難しさを改めて実感することができ、コンフォートゾーンを出ることで得られる成長を感じた旅でもありました。
日本でもニュースに取り上げられていましたが、28日の正午に突然電気が消えました。その時は学校にいて、しばらく電気が切れたまま授業をしまいたが、途中休憩に先生が停電に関する情報を聞きに行った後からは、みんな気が気じゃなくなり授業も中断し、かろうじて繋がる電波の中、情報を集めました。いつ復旧するかわからず、多くの家がオール電化であるため、パンや缶詰を買い溜めする人でスーパーは混雑してました。一方で、「電気がないなら仕方ない」と仕事を切り上げてバルで飲んだり、公園でのんびりしている人もいて、さすがスペインだなって感じました。レオンは停電から約7時間後に電気が復旧しましたが、普段いかに電気に頼った生活をしていたのか実感できた一方で、誰かと関わる人間的な温かみも大切だなと感じた体験でした。
Hola,レオン大学に留学中の仲里です。
今月は、セマナサンタで学校が休みの日が多かったので、旅行をしたり、セマナサンタを満喫した月になりました。
4月11日から1週間、セゴビア、スイスのジュネーブ、フランスのリヨン、イタリアのヴェネツィア、バルセロナを旅しましたが、今回はその中でもセゴビアとジュネーブに絞って書きたいと思います。
旅の最初は、マドリードから電車で30分程にあるセゴビアを日帰りで観光しました。セゴビアへ行った目的は、世界遺産でも有名なローマ時代の水道橋と白雪姫のモデルとなったアルカサル城を見学するためでした。実際に見た水道橋は想像よりも高く、その割に支柱が薄いなと感じましたが、それはローマ時代の高度な建築の要素の一つでもあるそうです。セゴビアに水道橋ができた背景としては、ローマ帝国がイベリア半島を侵略する際、丘の上にある町を発見し、軍事拠点にしたことが関係しているとされています。軍事拠点としては最適な位置にあった反面、丘の上にあるため水という文明に欠かせない資源が乏しく、そのため水道橋が建設されました。セゴビアでは、今のスペインに大きな影響を与えたローマ文化や政策、技術について学ぶことができました。
その後、マドリードに戻って空港から、国際都市で知られるジュネーブへ向かいました。ジュネーブでは、平和学や社会学、哲学と関連があり、私が所属している学科とも関連があったため訪れてみたかった場所の一つでもありました。国際機関が多数集中していますが、大都市というほどでもなく、1泊2日でのんびりと過ごしました。滞在中は天候も良く、ジュネーブ大学内にある宗教改革記念碑、国連、ルソー島、サン・ピエール大聖堂を訪れました。訪れる前にある程度の概要に触れていたのである程度学ぶことができ、卒論に関連する素材等も見つかったので、個人的には有意義な時間を過ごせました。また、久々にスペイン語圏の外に出て、聞きなれない言語の中生活する難しさを改めて実感することができ、コンフォートゾーンを出ることで得られる成長を感じた旅でもありました。
日本でもニュースに取り上げられていましたが、28日の正午に突然電気が消えました。その時は学校にいて、しばらく電気が切れたまま授業をしまいたが、途中休憩に先生が停電に関する情報を聞きに行った後からは、みんな気が気じゃなくなり授業も中断し、かろうじて繋がる電波の中、情報を集めました。いつ復旧するかわからず、多くの家がオール電化であるため、パンや缶詰を買い溜めする人でスーパーは混雑してました。一方で、「電気がないなら仕方ない」と仕事を切り上げてバルで飲んだり、公園でのんびりしている人もいて、さすがスペインだなって感じました。レオンは停電から約7時間後に電気が復旧しましたが、普段いかに電気に頼った生活をしていたのか実感できた一方で、誰かと関わる人間的な温かみも大切だなと感じた体験でした。