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【2024年2月】レオン大学(スペイン) 赤嶺さん 法学部 法律学科

レオン大学(スペイン)
大好きなレオンの村と日々の試行錯誤

Hola Todos. 季節もすっかり冬から春へと移り変わろうとしている季節ですね。ここ最近のレオンは雪が降っています。今年は降らないのではないかと言われていたのですがようやく見ることができ、故郷を離れて生活しているのだと改めて実感しました。

さて、私は2月下旬に仲の良いスペイン人のご好意で彼の生まれ故郷であるヘニセラという村に連れて行ってもらいました。現在住んでいる中心地からは車でおよそ1時間程度の場所にあり、バスが通ってないため車以外で行くのはなかなか難しい場所と言えるでしょう。ヘニセラは周囲が高い山々に囲まれており、冬は雪がたくさん降ります。住民は現在10人弱程度の小規模の村で若者は畜産業(酪農)をしている2人だけです。牛や鶏、蜂などを扱っており、お肉や蜂蜜を他の場所へと出荷してその利益で生活をしているとのことでした。もちろんスーパーや娯楽施設などはなく、バルも少し離れたところにあるなど私たちの日常とは異なる生活を送っています。火は薪で起こす昔ながらのスタイルで、薪以外にも食べ物をこぼした際に拭いたテッシュや紙などのゴミも入れて火力を維持するため頻繁にゴミが溜まることはないとおっしゃってました。水は山から流れる新鮮で綺麗な水で飲み放題なのも魅力です。村では1泊したのですがレオンの食べ物(el picadilloやla tortilla de patataなど)をご馳走になりました。自然の美しさだけでなく人の温かさも感じた充実した2日間を過ごしました。

学業面では特に大きな変化はありませんが、日を重ねるごとに自分の伝えたいことをうまく伝えきれない悔しさと同時にスペイン語の魅力や奥深さを日々感じます。特に現地の若者グループの輪に入った時のあの感覚はなんとも言い難いです。ネイティブのスピード感であったりボケのかまし方や若者言葉など授業とはまた違うレベルのスペイン語に触れることができます。誘われて軽々と参加すると答えて家に帰る頃にはいつも自分の決断を後悔します。行かなければ良かったと何度も思ってしまいますが、この辛さであったり悔しさは日本では感じることができない感情であり、自分の成長のために必要なステップであると自分に言い聞かせています。勉強嫌いな私がここまで熱中できる言語はスペイン語だけです。時々スペイン語に触れるのが嫌いになって投げ出したくなりますが一度寝るとリフレッシュします。ここにきて日々のスペイン語学習をいかに「勉強」と捉えずに趣味の一つとして認識することで少しばかり続けることのハードルが下がった気がします。これからも引き続き頑張ります。今月はここまで。Hasta la próxima!