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【2022年9月】レオン大学(スペイン)川満さん 経済学部地域環境政策学科

レオン大学(スペイン)
スペインに来てもう2ヶ月

スペインに来て2ヶ月が経過しました。少しずつですが生活に慣れてきて、ホストファミリーともどんどん会話ができるようになってきました。先日は、現スペイン大統領のペドロサンチェスの政策についてと、スペインの経済状況や、現在起きている戦争の関係について話しました。日本と同じように、物価の上昇により、スペインも経済的な問題を抱えていると言っていました。また、新しい友達も増え、日々の生活が充実してきたという実感が湧きます。スペイン語も少しつずつではありますが、話せるようになってきました。しかし、このままではいけないと思い少し焦っています。10月には新しいクラスも始まるので、新しいクラスで新しい仲間と共に勉学に精進したいと思います。この貴重な1年間を無駄にしないように頑張ります。今月はレオン郊外にあるリアーニャの山に登った事について書こうと思います。

まず、レオン郊外の村にあるリアーニャという山に登ったことについてです。友達に「ハイキングに行かない?」と誘われて行ったのですが、リアーニャにある山の標高は約1,600メートルで、僕にとっては初めてのハイキングでした。日本のハイキングを想像していたので、ランニングシューズを履いて行きましたが、結果的になんでランニングシューズを履いて来てしまったのだろうと思いました。山を登り始めて10分ぐらいは美しい山道で、途中で洞窟もあり気分もワクワクしていたのですが、三分の一を経過すると、山道は非常に険しく、思わず「これ登るの?」と言いたくなるような道(というか岩のようなもの)を登りました。約3時間半かけて山頂に到着しました。そこで見た景色は一生思い出に残るような綺麗な景色でした。登っている時は、もう2度とハイキングには行かないと思いましたが、山頂の景色を見たときは、また行ってもいいなと思いました。次は登山用のシューズを履いて行こうと思います。

次にスペインの歴史的建造物について書こうと思います。スペインの歴史的建造物は、作られた時代や作られた場所によって大きく違います。大昔、スペインは多くの小国に分かれていました。その小国ごとに建造物の形は様々です。例えば、レオンにある世界遺産レオン大聖堂は、元々その場所にローマ時代に作られた共同浴場がありました。10世紀、キリスト教国家によるレコンキスタの時代に、共同浴場の一部が、当時のレオン王国のオルドーニョ2世の新たな給電となりました。その後、スペイン全土への大規模なイスラム教徒の侵攻を受けますが、レオン王国はその戦いに勝利し、オルドーニョ2世は現在あるゴシック様式の大聖堂を建築しました。イスラム教徒のスペイン侵攻では、スペインの多くの小国が戦争に敗北し、イスラム教徒の支配下になりました。その影響から、スペイン南部ではイスラム教の文化を受けている建造物が多くあります。また、スペイン北東部は過去にフランスの一部であったことから、フランス文化の影響を受けた建造物が多くあります。このようにスペインの建造物は場所や時代によって大きく違い、世界中の人々を魅了し続けています。一年間という短い期間ではありますが、多くの場所を訪れ、様々な建造物を見ていきたいと思います。