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【2022年12月】バンクーバーアイランド大学(カナダ)又吉さん 総合文化学部英米言語文化学科

バンクーバーアイランド大学(カナダ)
一年の締めくくり

こんにちは、カナダのバンクーバーアイランド大学に留学中の又吉です。今年最後の月になり、この一年は留学準備から始まりとても早く過ぎ去っていったと感じています。今月は無事に月期末試験も終わり、3週間ほどの冬休みが始まります。今回その長期休暇を利用してトロント・オタワに韓国人の友達と旅行に行きました。

12月の24日から30日の日程で旅行を計画し、着いた初日に私がずっと楽しみにしていたクリスマスマーケットに訪れ、カナダの伝統的なクリスマスディナーを楽しむ予定でしたが、当日に事件が起きました。私たちはFlair Airlinesという航空会社を通してチケットを予約していましたが、先週からのsnowstormで遅延・キャンセル表示が溢れるフライト情報に嫌な予感を感じていました。そして当日、私たちは早めにセキュリティを通りゲート前で待機していました。案の定16:30発の飛行機が2時間遅れると連絡が来た時は、「まあこんなもんか」という気持ちだったのですが、続いて21:30に遅れるとの連絡が届き、雲行きが怪しくなるのを感じました。21時を過ぎてもアナウンスが流れず、他の乗客達もフラストレーションが高まっているなか、スタッフがアナウンスを始めました。「今回のフライトは安全性を考慮したカナダの法律上、明日の朝9:00以降に変更いたします」とアナウンスが流れた瞬間、一気にフロアが騒がしくなり、多くの人がドッとカウンターに駆け出しました。私はスケジュールがズレること自体ももちろん残念でしたが、それ以上に目の前で起きている状況に呆気に取られていました。その後も収まる様子は無く、私たちは現場を離れたのですが、あの光景は今回の旅の中で一番印象的だろうなと思いました。

気を取り直して25日は、飛行機は遅延する事なく、ついに私たちの旅行が動き出しました。トロントは私が留学しているバンクーバーよりも気温が低く、空気もグッと冷たいため、ロングのダウンコートが必須です。カナダでは街の各地でクリスマスマーケットが開かれており、私たちはホテル近くのThe Distillary Winter Villageというクリスマスマーケットに向かいました。クリスマスマーケット内にあるバーで、カナダの国民的料理であるフィッシュ&チップスとクラフトビールで乾杯し、私はやっと旅行が始まったように感じました。

今回の旅行計画は私たちがお互い興味のある美術や建造物を中心とした美術館巡りがほとんどだったのですが、その中でも特に印象的だったのは、トロントにあるオンタリオ美術館(AGO)とオタワにあるノートラダム大聖堂バシリカです。AGOは学生向けの年間パスを無料で発行しており、メール認証で簡単に無料年間パスをゲットすることができます。館内もとても大きく、私たちは4時間ほど滞在していましたが、それでも一つ一つじっくり見れば1日では足りないほどです。また、日本の芸術家である草間彌生さんのアート展をイベントで行っており、一目見たいと多くの人が列に並んでいました。日本人がこのように世界で活躍している様子を見て何だか誇らしくなると同時に、草間彌生さんの大胆ながら繊細な芸術に大きなエネルギーを貰いました。残念ながらその展示は写真撮影が推奨されていなかったので、皆さんにお見せすることが出来ないのですが、もし機会があれば皆さんもぜひ訪れてみてほしいです。

そしてもう一つのノートラダム大聖堂バジリカはオタワに位置しており、トロントからは電車で4時間ほど離れた街です。大聖堂ではミサが1日に1回行われており、運良く参加することが出来ました。また神聖な雰囲気が漂う大聖堂内の装飾は細微まで美しく施されており、来て良かったと強く感じました。また、私たちは世界的にも有名なナイアガラの滝を見にいきました。ナイアガラの滝へは電車とバスを使って3~4時間ほど掛かります。ナイアガラにはいくつかスポットが存在しており、近くにはアメリカへと渡る国際通関場もあります。ガイドの人にはアメリカのスポットをおすすめされましたが、あまり時間がなかった私たちはカナダのスポットから滝を観光しました。その日は天気が曇っていたため、滝の飛沫で作られる虹は見られませんでしたが、それでも近くに行くと滝の水量と壮大さに圧倒されました。人生で一度は見てみたいと強く思っていたので、今回の旅で達成することができて本当に良かったです。また今回の旅で友人とは別れることになっており、私は一人でバンクーバーへと戻ります。お互い英語で話し合ってここまで深い仲の友人が作れるとは正直留学するまでは想像していなかったので、空港前で別れる時はとても寂しかったです。

今回、休みを利用しての旅行は色々ハプニングがありながらも、それ以上の感動が得られた旅だったと感じています。来月からはまた授業が始まり、私は次のレベルをスキップしてもう一段上のクラスを受ける資格が得られました。これまで以上にハイレベルな授業になると思いますが、一生懸命励みたいと思います。それでは、また来月お会いしましょう。