【2022年12月】オスナブリュック大学(ドイツ)城間さん 総合文化学部英米言語文化学科
オスナブリュック大学(ドイツ)
ドイツのクリスマス
こんにちは、ドイツのオスナブリュック大学に留学中の城間です。ドイツは11月の下旬から各地でクリスマスマーケットが開かれ、街中もクリスマスツリーや飾りつけがされて一気にクリスマスムードです。クリスマスに向けて最初にやることは、アドベントカレンダーを購入することです。アドベントカレンダーとは、12月1日から24日までの日数を数えるためのカレンダーです。カレンダーには「窓」が描かれていて、その中にお菓子が入っています。私はチョコレートのアドベントカレンダーを購入し、毎日一つずつ食べながらクリスマスに向けてカウントダウンしました。
12月6日、朝起きると私のブーツにチョコレートと小さなシュトレンが入っていました。あわてんぼうのサンタクロースが来たのかと思ったのですが、それにしてもあわてんぼう過ぎると思い、ルームメイトに詳しく聞いてみました。12月6日は「聖ニコラウスの日」といい、聖ニコラウスの命日らしいです。ドイツでは子ども達が5日の夜にブーツを用意して、翌朝、良い子だけにチョコレートやキャンディーなどのプレゼントが届くそうです。私のブーツに入っていたプレゼントはドイツ人のルームメイトが入れてくれたとのことでした。日本人の私にとってはあわてんぼうのサンタクロースですね。また、聖ニコラウスはサンタクロースとは別人だそうです。ドイツならではのイベントを知ることができて良かったです。
そして、ドイツのクリスマスと言えばクリスマスマーケットです。特に、クリスマスマーケットで外せないのがグリューワインです。グリューワインは温めた赤ワインにシナモンなどの香料を混ぜた飲み物です。どこのクリスマスマーケットに行っても飲むことができます。そして、クリスマスマーケットの楽しみの一つがマグカップ集めでした。飲み終わったマグカップは記念に持ち帰ることもできますし、店に返却するとカップ代(店によって異なりますが2ユーロ程度)が返金されます。都市や店によってもマグカップのデザインや形が様々で、つい持ち帰ってしまいます。私も気づけば、9個もマグカップを集めてしまいました。
様々なクリスマスマーケットに行きましたが、今回は「ドイツの三大クリスマスマーケット」に絞って紹介します。まず、世界一有名と言われているニュルンベルクです。なぜ世界一有名と言われているかは定かではありませんが、14世紀から続くクリスマスマーケットの歴史や規模の大きさ、そしてニュルンベルク名物などが合わさって他の都市よりも特別感があるのではないかと思います。私もニュルンベルク名物のニュルンベルガーソーセージとレープクーヘンを食べました。レープクーヘンはニュルンベルク発祥の名物菓子で、フルーツの皮やスパイスが練りこまれていてチョコレートコーティングされた柔らかいクッキーのようなものです。コーティングのチョコレートの種類や色も豊富でとても気に入りました。二つ目は、シュトゥットガルトのクリスマスマーケットです。シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは世界最大と言われていて、特に屋根の華やかな装飾が店ごとに異なっているのが魅力的です。私がシュトゥットガルトを訪れたときは、雪が降っていたため雪景色とともに一層クリスマス感があふれていました。
次に、ドイツ最古の歴史を誇るドレスデンのクリスマスマーケットです。ドレスデンは、ドイツの伝統的なお菓子の一つであるシュトレンの発祥地でもあります。シュトレンは、レーズンなどのドライフルーツやナッツがたっぷり入ったパン菓子で、厳しい規格のもとで認証されたものには印章マークがつけられます。伝統的な製法が守られたシュトレンは格別でした。
驚いたことに、クリスマスマーケットは22日あたりで終わってしまいます。24日から26日はスーパーも閉まって、ドイツ人のルームメイトたちは帰省し、クリスマス当日はとても静かでした。ドイツでは、クリスマスはせかせかとバイトなどせず、ゆっくりと家族と過ごすことが一般的なようでした。皆さんはどのようなクリスマスを過ごしましたか?私は留学生の友達とクッキーを焼いたり、クリスマスパーティーをしたりしてドイツでのクリスマスを過ごしました。
今回はドイツのクリスマスについて紹介しようとしましたが、食べ物に目がない私...文化的なことよりも食べ物についての紹介が多くなってしまいました。少しでも皆さんにドイツのクリスマスについて知ってもらえたら嬉しいです。それでは皆さん、良いお年を~!Tschüss!!
こんにちは、ドイツのオスナブリュック大学に留学中の城間です。ドイツは11月の下旬から各地でクリスマスマーケットが開かれ、街中もクリスマスツリーや飾りつけがされて一気にクリスマスムードです。クリスマスに向けて最初にやることは、アドベントカレンダーを購入することです。アドベントカレンダーとは、12月1日から24日までの日数を数えるためのカレンダーです。カレンダーには「窓」が描かれていて、その中にお菓子が入っています。私はチョコレートのアドベントカレンダーを購入し、毎日一つずつ食べながらクリスマスに向けてカウントダウンしました。
12月6日、朝起きると私のブーツにチョコレートと小さなシュトレンが入っていました。あわてんぼうのサンタクロースが来たのかと思ったのですが、それにしてもあわてんぼう過ぎると思い、ルームメイトに詳しく聞いてみました。12月6日は「聖ニコラウスの日」といい、聖ニコラウスの命日らしいです。ドイツでは子ども達が5日の夜にブーツを用意して、翌朝、良い子だけにチョコレートやキャンディーなどのプレゼントが届くそうです。私のブーツに入っていたプレゼントはドイツ人のルームメイトが入れてくれたとのことでした。日本人の私にとってはあわてんぼうのサンタクロースですね。また、聖ニコラウスはサンタクロースとは別人だそうです。ドイツならではのイベントを知ることができて良かったです。
そして、ドイツのクリスマスと言えばクリスマスマーケットです。特に、クリスマスマーケットで外せないのがグリューワインです。グリューワインは温めた赤ワインにシナモンなどの香料を混ぜた飲み物です。どこのクリスマスマーケットに行っても飲むことができます。そして、クリスマスマーケットの楽しみの一つがマグカップ集めでした。飲み終わったマグカップは記念に持ち帰ることもできますし、店に返却するとカップ代(店によって異なりますが2ユーロ程度)が返金されます。都市や店によってもマグカップのデザインや形が様々で、つい持ち帰ってしまいます。私も気づけば、9個もマグカップを集めてしまいました。
様々なクリスマスマーケットに行きましたが、今回は「ドイツの三大クリスマスマーケット」に絞って紹介します。まず、世界一有名と言われているニュルンベルクです。なぜ世界一有名と言われているかは定かではありませんが、14世紀から続くクリスマスマーケットの歴史や規模の大きさ、そしてニュルンベルク名物などが合わさって他の都市よりも特別感があるのではないかと思います。私もニュルンベルク名物のニュルンベルガーソーセージとレープクーヘンを食べました。レープクーヘンはニュルンベルク発祥の名物菓子で、フルーツの皮やスパイスが練りこまれていてチョコレートコーティングされた柔らかいクッキーのようなものです。コーティングのチョコレートの種類や色も豊富でとても気に入りました。二つ目は、シュトゥットガルトのクリスマスマーケットです。シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは世界最大と言われていて、特に屋根の華やかな装飾が店ごとに異なっているのが魅力的です。私がシュトゥットガルトを訪れたときは、雪が降っていたため雪景色とともに一層クリスマス感があふれていました。
次に、ドイツ最古の歴史を誇るドレスデンのクリスマスマーケットです。ドレスデンは、ドイツの伝統的なお菓子の一つであるシュトレンの発祥地でもあります。シュトレンは、レーズンなどのドライフルーツやナッツがたっぷり入ったパン菓子で、厳しい規格のもとで認証されたものには印章マークがつけられます。伝統的な製法が守られたシュトレンは格別でした。
驚いたことに、クリスマスマーケットは22日あたりで終わってしまいます。24日から26日はスーパーも閉まって、ドイツ人のルームメイトたちは帰省し、クリスマス当日はとても静かでした。ドイツでは、クリスマスはせかせかとバイトなどせず、ゆっくりと家族と過ごすことが一般的なようでした。皆さんはどのようなクリスマスを過ごしましたか?私は留学生の友達とクッキーを焼いたり、クリスマスパーティーをしたりしてドイツでのクリスマスを過ごしました。
今回はドイツのクリスマスについて紹介しようとしましたが、食べ物に目がない私...文化的なことよりも食べ物についての紹介が多くなってしまいました。少しでも皆さんにドイツのクリスマスについて知ってもらえたら嬉しいです。それでは皆さん、良いお年を~!Tschüss!!