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【2023年1月】オスナブリュック大学(ドイツ)城間さん 総合文化学部英米言語文化学科

オスナブリュック大学(ドイツ)
ドイツ生活のあれこれ

こんにちは。そして、Frohes neues Jahr!(あけましておめでとうございます。)ドイツのオスナブリュック大学に留学中の城間です。
冬休みは夜更かしをして生活リズムが乱れてしまい、元に戻すのに大変でした。皆さんはどのような冬休みを過ごしましたか?
ドイツの年末は日本と異なる盛り上がりでした。普段は法律で販売や購入が禁じられている花火が期間限定でスーパーに並びます。この時期だけは花火を購入できるため、至る所で花火が打ち上げられて町中が騒がしかったです。日本だと年越しそばを食べて、家族や友達と新年を迎え、初日の出を見に行ったり、初詣に行ったりとやることが盛り沢山ですが、ドイツでは特に予定などもなくのんびりと過ごしました。そのせいか、ドイツに来て初めて日本が恋しくなりました。日本の家族とビデオ通話したり、Jポップを聞いたりしてなんとかホームシックを紛らわしていました。
今月は、アジア出身の学生が主体となり旧正月パーティーを開きました。思っていた以上に多くの留学生が参加してくれて、みんなで料理を作って食べたり、文化を紹介し合ったりする良い機会になりました。このように各国からの留学生が集まるパーティーは、和気藹々とした雰囲気で毎回とても楽しいです。

さて、今回のマンスリー報告書では、生活するなかで気づいたドイツならではの文化や習慣を紹介します。
まずは、フォークを横刺しすることです。カフェでケーキを注文すると、高確率で、フォークが横刺しされて出てきます。綺麗な状態で写真を撮りたかったのに...と思いながらも、なぜドイツではわざわざケーキにフォークを刺して持ってくるのだろうと不思議に思っていました。他にも、屋台で定番のカリーヴルストやアイスクリームを買ったときもグサッとスプーンが刺さって出てきます。調べてみたところ、「フォークやスプーンを皿から落とさないように刺している」というドイツ人の合理的な考えに納得させられました。時にはフォークが垂直に刺さっていることもあり、日本人の私は驚くことがあります。日本ではタブーとされることがドイツでは当たり前に行われていることがあり、異文化を感じています。
もう1つは、講義後に学生たちが机を拳で叩くことです。教授が「これで授業終わります」といって講義が終わると、学生が机をコツコツ叩きます。見たことない光景だったので最初は「何かが始まるのか」「なんで机をたたいてるんだ⁈」と戸惑いましたが、これは日本でいう拍手らしいです。ドイツでは、今日の授業良かったという意味を込めて、机をコツコツ叩くそうです。今では、私も授業終了後に机を叩いています。
最後に、ドイツ生活を通して習慣になってきたことを紹介します。それは、毎朝窓を開けることと、太陽がでたらとにかく外に出ることです。気温が零度を下回るドイツで、窓を開けるのはおかしいと思われそうですが、部屋のなかは暖房がついていてあったかいので風邪をひく心配はありません。毎朝、空気の入れ替えとして窓を開けます。そして、曇りの日が多い冬のドイツは太陽が少しでも出れば外へ散歩に行きます。ドイツにきて、太陽からのエネルギーは大切だと感じました。

大学の授業もセメスターの終盤に差し掛かってきました。1月末から2月にかけてドイツで初めての学期末テストがあります。
もうすでに緊張していますが、頑張って乗り越えたいです。それでは、また次回のマンスリー報告書でお会いしましょう。Tschüss!!