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【2023年5月】オスナブリュック大学(ドイツ)城間さん 総合文化学部英米言語文化学科

オスナブリュック大学(ドイツ)
暖かくなってきたドイツ

こんにちは、ドイツのオスナブリュック大学に留学中の城間です。長かった冬も終わり、ようやく暖かくなってきたドイツの様子を紹介します。

4月に入ってドイツ各地で桜が咲き始めました。ドイツ国内にはいくつか桜の名所があるようですが、そのなかでもオスナブリュックから電車で行きやすいボン(Bonn)という街に桜を求めて遊びに行ってきました。ボンの中央駅から少し歩くとアルトシュタット(Altstadt)という通りがあります。この通りは桜並木になっていて、桜を楽しみながら散策することができます。アルトシュタットで見る桜は、毎年見ていた沖縄の寒緋桜と比較すると花びらが多く重なっており、花が丸くて可愛いらしい形をしていました。樹高は高く、花の色は濃いピンク色でした。この日は桜が満開で天気も良く、各地から多くの人々が桜を見に来ていました。一緒に来ていた友達と桜を見ていると、地元のメディアからインタビューを受けました。「故郷の桜とボンの桜はどちらが好きですか」という質問に対して「どちらも異なる美しさがあるので、選べません」と答えました。それぐらい沖縄の桜もボンの桜も魅力的でした。通りを歩いていると、たくさんの人が桜と一緒に写真を撮ったりしながら桜並木を満喫していました。ここで面白いことに気づきました。この日は私と友達を含めて桜を見に来ている人の多くが桜色のファッションをしていました。桜色をファッションの一部に取り入れることでさらに気分が上がるような感じがしました。

桜を楽しんだ後は、グミで有名なハリボー(HARIBO)の専門店に行ってきました。ボンは、ハリボーグミの生まれた街だそうです。店の入り口には、ハリボーのキャラクターのクマの看板がお出迎えしてくれます。店内に入ると、これまでに見たことないほどの種類と品数のグミが山積みになっていました。スーパーマーケットで見るハリボーグミとは違って、キロ単位で売られていたり、イベント仕様のパッケージやハリボーのオリジナルグッズが売られていて、商品を見るだけでも気持ちが高ぶります。記念に自分用と友達用にお土産を買いました。ハリボー専門店はボンだけではなく、他の地域にもいくつかあるようです。ドイツに来る機会があれば専門店でしか買えないようなお土産に買っていくと喜ばれるのではないでしょうか。

5月中旬にはオスナブリュックで毎年開催される“マイヴォッヘ(Maiwoche)”というイベントに行ってきました。調べてみると、このイベントは北ドイツでも最大の野外イベントの1つで音楽がコンセプトになっており、中心地に3か所のライブステージが設けられていました。ライブでは、私の友人のバンドグループのステージもあり、友達と一緒に見に行きました。友人は学生兼アーティストとしても活動しているそうで、今回初めて彼のステージを見ました。彼はラップを披露していて、私にとっては速すぎるドイツ語で、聞き取れる単語からなんとなく意味を理解していました。面白い歌詞で、ドイツ語の勉強にもなりました。ライブの他にも食べ物や移動式遊園地などがあり、日中から夜遅くまで楽しめるイベントになっていました。このイベントの名物は、苺と白ワインで作られたストロベリーパンチ(Erdbeerbowle)です。周りを見渡せば、ストロベリーパンチの入ったグラスを片手にイベントを楽しんでいる人だらけでした。私も飲んでみると、見かけによらず強いお酒で一杯で酔ってしまいましたが、同時に甘くてフルーティーな苺を味わうこともできました。“Maiwoche”はオスナブリュックならではのイベントなので、今後オスナブリュック大学に留学する学生は必見です。

5月に入って、天気が良い日が続いて過ごしやすくなってきたドイツ。気温もだんだん暖かくなり、最近では日の入りが21時半を過ぎています。これからの夏のドイツを満喫したいと思います。Tschüss!!