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【2024年5月】レンヌ第2大学(フランス) 馬上さん 総合文化学部 英米言語文化学科

レンヌ第2大学(フランス)
留学 終了

5月のフランスは日本と変わらない気温で、カラッとしていて過ごしやすい季節です。レンヌ、ブルターニュ地方では晴れの日が続いていました。さて、語学学校の隣のレンヌ第2大学の学生たちはすでに学期が終了し、キャンパス内が広々と感じられ、毎日朝早く起きて大学生の方々の会話を聞く楽しみがなくなり少し寂しいです。そして、私の帰国まで1ヶ月を切ってしまいました。学期末の試験と帰国の準備が重なり、友人たちの外出の誘いを断ってしまうことになったので、部屋の退去日は余裕を持って設定することをお勧めします。
 
CIREFEでは、学期末試験に向けて教授たちも基礎文法を授業毎に小テストをしてきます。A1からB1レベルの範囲なので、毎日コツコツ復習しておく必要があります。私が最も苦戦した分野は口頭理解です。フランス語のラジオを聴いて、それに関する問題を解くのですが、リスニング中のメモ取りを毎回失敗し、問題が解けませんでした。TV5 mondeというフランスのサイトで口頭理解を訓練することができるので、試験対策はそのサイトを使いました。学期末試験が終わると、各授業でお別れ会をすることが恒例の行事です。今学期では私のクラスにはビーガンの方もいたので、彼女も食べることができる和食、おにぎりを作りました。 CIREFEの授業が終わると、いよいよ部屋も退去することになります。退去日はMes servicesから予約することができるので、複雑な手続きは必要ありません。本来、補償金の返金(デポジット)はフランスの銀行口座に返金されますが、留学生たちは帰国するのでフランスの口座を既に閉じてしまっています。しかし、Crousも留学生のために返金対策を取っているので心配ありません。最後の月のアパート料金をデポジットで支払うことができます。私の場合は、デポジットの件で小さい問題が起きましたが、Crous本部の方に相談することができたので解決しました。問題が起きた場合はすぐに相談したほうがスムーズに解決します。

退去後は、約1週間、友人の家庭にお世話になりました。去年のサマースクールに参加した際、ホームステイに制限があり参加できなかったので、今回フランスの方と生活する機会をいただけて、日常的に使うフランス語だけでなく食文化や宗教の価値観なども学ぶことができたので光栄でした。私が最も訪れたかった、ノルマンディーにあるジヴェルニーという印象画家のモネの家にも行くことができました。庭がとても美しく、日本庭園の面影もあるのでモネの日本に対するリスペクトを感じます。また、私は沖国で教職課程を履修していることもあり、パリ日本人学校という文部科学省が認定している学校に見学してきました。

約1年間の留学で様々なことを経験することができ、勉強面以外でも成長できたと思います。帰国後、留学中に日々をもっと大切に過ごせば良かったと反省することもありますが、新しい友人、フランス語での交渉などができるようになり達成感も感じます。日本でフランス語を使う機会は少ないと思うので、忘れないように努力し、留学で培った経験も将来に活かしていきたいと思います。