バカンスとデモ

レンヌ第2大学に交換留学中の宮城です。フランスでは現在大きなデモが行われており、その影響で学校が休みになっています。今回は、今がホットなのでデモについてと、冬のバカンスについて報告します。

まず、このデモは、フランス政府が退職年齢と年金受給年齢を引き上げる政策を発表したことについての抗議だそうです。1月の始めにはパリなどで大きなデモがあり、さらに2月に入って再び行われています。過去最大級だそうです。フランス人がどれだけ老後のことを熱心に考えているかが分かりました。このデモにおいて、レンヌ第2大学の生徒たちは、学生会のような組織を中心に投票をして、校舎の入口を椅子と机で塞ぐという抗議を行っていました。デモの影響もあり、今のところ1週間学校が休みになっています。この週はこれまでで一番勉強に対してやる気がありましたが、抗議のため休校になり残念です。

冬のバカンスでは、マドリードとイギリスに行ってきました。マドリードでは、レオン大学に交換留学中の知花さんと川満さんにも会えました。2人とは古着屋や、博物館、飲み屋に案内してもらいました。スペンスはフランスに比べてかなり物価が安いので羨ましいです。そして、留学中に仲良くなったマドリードの近くに住んでいる地元の人にも、マドリードを案内してもらいました。全然違ったものが見られたので面白かったです。それにラッキーな事に、私がマドリードに行った期間は、スペインで最も大切な祝日があり、パレードやその期間にしか食べられないお菓子なども食べることができました。スペインに行くなら1月の最初の週に行くのがおすすめです。時間はかかりますが、マドリードへはレンヌから直行のバスが出ていて、恐らくこのバスがマドリードへ行くには最安値だと思います。

そして、レンヌに帰ってきてすぐにイギリスに行きました。イギリスは、私が子供のころから行ってみたかった国だったので、夢が叶った気分でした。イギリスへはナントから飛行機で行きました。荷物が少なかったので、往復で18ユーロと格安でした。イギリスに着いて、まずリバプールに行きました。リバプールでは、ビートルズ巡りと、サッカーのスタジアム巡りをしました。リバプールの英語は、英語ではない違う言語に聞こえました。そこからロンドンへ行き、私はUKロックがとても好きなので、聖地巡りをし、あとはスタジアム巡りばかりしていました。そして、最終日にこの旅行の1番の目的であった、私が応援しているサッカーチームの試合を見てきました。まだ1月が終わったばかりですが、正直やりたいことはやりきってしまった感はあります。旅行をして気づいたのは、イギリスを旅行する予定があるなら、事前にコンセントのプラグを買っておいた方がいいです。イギリスのプラグもヨーロッパと同じだろうと思っていたのですが、ヨーロッパで唯一イギリスだけプラグが違うそうです。プラグの値段は、円安もあり1ポンド160円くらいだったので、とても損しました。後期には2回ほどバカンスがあるのですが、お金も使いすぎてあまりないため、次のバカンスはレンヌ内をもっと探検してみようかと思います。今回はデモもあり大学生活のことがあまり書けませんでしたが、来月は後期の授業や大学の日本語の授業について書こうと思います。今月も何とか頑張っていこうと思います。