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【2023年3月】東海大学(台湾)上地さん 経済学部地域環境政策学科

東海大学(台湾)
新しい日々と帰るまでのカウントダウンがスタート

こんにちは、地域環境政策学科の上地です。
3月になりました。台湾に来てちょうど半年になりました。今月は、新しい学期(もう最後の学期になります)が本格的にスタートして、1週間が忙しくなりました。毎日午前中は語学学校があり、今学期は午後に一日一つ大学の授業に出ています。5つのうち、2つは単位を取得せずに授業を聞く「聴講」として気楽に受けています。しかし、リスニングの勉強になり、台湾でしか学べないことを学べているなと実感できて毎回授業のたびに理解が難しく頭が爆発しそうになりますが、とても興味深く、台湾に来られてよかったなと思えるそんな日々です。今月も週末に予定がたくさん入っていて充実した新生活の幕開けでした。
充実した3月、こんなことがありました。
・韓国アイドルのライブへ
・友達たちが台湾に来てくれた
・言語について気づいたこと
・今期受けている授業について
・今期もお酒のサークルに加入
・WBCが開催され、台湾でも大谷翔平の凄さを実感。
台湾でも人気で野球も人気なスポーツ
・泡盛を友達に飲んでもらった!
・同級生たちの卒業

ここからいくつかお話ししていきます。
3月最初の週末から台北に行き、なんと韓国のアイドルのライブに行きました!
友達の誘いで行くことになりましたが、これも留学でしかできない経験かと思い、行ってきました。
台湾でのライブは、すごく新鮮でした!
ライブ中に携帯で撮影することが可能で、日本では絶対にできないことだなと思いながら動画を撮ったり写真に収めたりしていましたが、ライブ中はそれどころではなく生で見るアイドルに興奮しっぱなしでした。意外と日本人の方も多く、日本語もちらほら聞こえてきました。
また、日本から友達が遊びにきてくれました!自分が暮らしている台湾で、沖縄の友達と久しぶりに一緒の時間を過ごすことができて、とても不思議な気持ちでした!沖縄に戻ったような、そんな気持ちになりました。でも自分の好きな街を、ガイドみたいな感じで紹介することができてとても嬉しかったです!また友達に遊びに来て欲しいなと思いました。そしてそれをきっかけに、やはり帰るまでに私の台中マップを作りたいと強く思いました。

(言語について)
台湾にきて3ヶ月が経った時、私はすごく中国語できないということに悩みました。どうして自分はできないのか、ということを理解するのに少し時間がかかりました。今は、それを乗り越えて、自分なりに答えをみつけたので、悩むのではなくて、立ち向かう方に方向を変えました。それでもマイナスな感情ばかり出てきてしまう時もあります。
でも、半年たった今思うのは、半年経てば大体生活できるし、難しさは少しあるけど、その難しさにも慣れてきて、言い回しも覚えてきたということです。しかし、言い回しを覚えても、そればっかり使ってしまうので、レベルアップにはもう少し時間がかかりそうです。そのレベルアップとやらはいつできるようになるのかと、思い悩みます。
そういう時には、やっぱり友達の存在です。やはり1番の解決策は人に頼ることです。台湾に来て、現地の友達ができました。自分の伝えたい思いを、今持っている私の中国語能力で表現するのは、会話の中で時間がかかってしまうし、正確にはまだ話せないけど、私の伝えたいことを理解しようと努めてくれます。そんな友達に出会えたことにとても嬉しく思っています。それと同時に、もっと話したい、どうしたらもっと自分の思いを伝えられるだろうかという中国語を勉強するモチベーションにも繋がっていて、感謝の気持ちでいっぱいです。私も何か恩返しができたらいいなと思います。

(授業について)
今期に大学で受けている授業を紹介します!日本ではなかなか内容な授業ばかりでとても興味深いです。
受講しているものをいくつか紹介します。
・TED:英語の授業。テッドなどの映像を見て英語の学習をする内容です。しかし担当の先生が意外と授業中も中国語を使うので少し頭の中が疲れますが、日常的に英語をぜひ使って欲しいという先生の思いに勇気づけられます。
・台日マガジン作成:これまで経験したことのない新しい授業です。4人程度のグループになって、自分たちの取り上げたいテーマで記事を作成しクラスのみんなで雑誌を作り上げます。私は自分の好きな泡盛と、日台の飲酒への価値観の違いについてのテーマを提案して、できることになったのでとても嬉しいです!現在は記事を作成中で、どうしたらうまく気持ちを伝えられるかと奮闘中です。 
・東南アジア国際関係論:これからのアジアを考えていくために、これまでにアジアが歩んできた歴史を学んでいます。毎回授業では、先生が多くの関連動画を見せてくれます。YouTubeの動画なので字幕がついていることが多くあります。私たち日本人にとって中国語は、漢字で表記されると、大体の意味を推測することができ、漢字が理解の手助けをしてくれます。ありがたいなと思いながらも、教授の話す速度はかなり早いので毎回必死です。
次に、聴講しているものをいくつか紹介します。
・中国大陸政治経済:個人的にはこの授業が一番興味深いです。今の中国が世界に対してどれほどの影響力を持っているのか、その中で台湾はどの位置にいるのか、などと行った内容を扱っているので、とても単語が難しく、理解するのも大変です。しかし、中国のことをピンポイントで学ぶのは初めてのことで、私にとってはとても興味深く、頭を抱えながらも食らいついて授業を受けています。
・台湾映画と社会:台湾映画を通して、その当時の台湾社会を見るという内容です。授業の中で、実際に作品を鑑賞し、そこから先生が解説をしてくれます。台湾では、1980年代に台湾ニューシネマという時代があり、その際に映画産業が産業として注目を集めてきたそうです。台湾社会がどう成り立ってきたのかを映画を通して感じることができるので、とても興味深く毎回授業のたびにタイムスリップしたような気持ちになります。

(お酒のサークル)
前学期から引き続き、今季もお酒のサークルに加入しました。活動内容は前期とほぼ同じなのですが、自分の中国語はどれくらい成長できたかを感じたかったというのが加入した大きな理由です。今のところ、前よりもずいぶん聴けるようになったなあと思ったり、まだまだ全然理解できないなと思ったりもします。それでも、やはり自分の好きなことを、中国語を通して触れて学ぶことができて毎回嬉しくなります。
今期に入って、大きく変わった、成長できたなと思うのは、サークルの先生にやっとお話しすることができたことです。先生は実際の台湾のバーテンダーの方です。前期からずっと、先生に泡盛について知っているのか、台湾ではどうなのかということを聞きたいと思っていました。しかし話しかける勇気がなくて、もし話しかけることができたとしても、会話までできるとは思えず、毎講義後に悔しい思いをしました。
しかし、ついに今期になって、自分の語学力が先生とお話しできるくらいになったと思え、泡盛についての質問をしてみようという自信を得ました!そして今月勇気を振り絞って先生に質問することができました!自分が誇りに思う泡盛について、台湾のバーテンダーの方と自分の力で会話することができたのでとてもとても嬉しかったです。最後まで、楽しみながらもっとサークル内で挑戦していきたいです!

(同級生たちの卒業)
私は本来ならこの三月で大学を卒業するはずでした。友達たちが卒業式の写真や卒業旅行をしている写真を見ながら、台湾にいました。沖縄に戻ったら、友達たちはもう社会人として働いているのだと思うと、とても不思議な気持ちになります。しかし私は、今台湾へ留学できていること、そして人生の中で今が一番自分を楽しんでいる気がしています。みんなからは少しスタートが遅れてしまいますが、このような経験ができていることを誇りに思って、残りの台湾留学生活も過ごしていけたらいいなと思っています!みんなに負けないように頑張ります!

残り少なくなってきた留学生活ですが、帰国まで後悔のないように、勇気を振り絞ることを大切にして過ごしていけたらいいなと思います。