文字サイズ

マンスリー留学体験記バナー

最新ブログ一覧(デスクトップ版)

  • すべて
  • 東海大学(台湾)
  • 韓南大学校(韓国)
  • 嘉泉大学校(韓国)
  • 釜慶大学校(韓国)
  • 澳門大学(中国・澳門)
  • レンヌ第2大学(フランス)
  • レオン大学(スペイン)
  • オスナブリュック大学(ドイツ)
  • 南ユタ大学(アメリカ)
  • バンクーバーアイランド大学(カナダ)

【2023年12月】レオン大学(スペイン) 赤嶺さん 法学部 法律学科

レオン大学(スペイン)
初めての海外でのクリスマスとお正月

こんにちは。今回のマンスリーではスペインでのクリスマス、正月の過ごし方を紹介したいと思います。
まずクリスマス休みは日本と同様に1週間弱あります。クリスマス自体は12月25日なのですが、12月24日にはLa Nochebuena(日本のクリスマスイブにあたる)があります。Jesús(イエス・キリスト)生誕の日としてスペインだけでなく世界中で祝われています。幸運にも私はクリスマスの期間はホストファミリーとご一緒させていただいたため、スペインでのクリスマス期間を共に過ごすことができました。その中で24日のLa Nochebuenaは魚介のスープをご馳走させていただきました。レオン中心地は内陸部に位置するため魚介類はあまり食べられないのですが、特別な日には大量に購入します。そのためクリスマス期間のスーパーは魚介類が豊富に陳列され、長蛇の列になっていたのを覚えています。
そしてクリスマス(La Navidad)にはシャンパンを飲んだりこれまたお魚を食べました。日本のクリスマスの過ごし方といえばケーキやピザを買ったりして家族と共に団欒するのが一般的?だと思います。それを現地の人に教えてあげるとものすごくびっくりされていました。中にはかわいそうなクリスマスだね、とやや皮肉混じりにいう人もいました。ですが日本はスペインや他のヨーロッパ諸国と異なりキリスト教の国ではないのでクリスマスの祝い方に正解はないと思います。個人的にはなぜ日本にクリスマスを祝う文化があるのか疑問に思いましたが。

家の中ではこのようにご馳走を食べて1年間の総括(大抵口論に発展します)をするのですが、一歩外に出ると違った景色が広がっておりクリスマスムード一色で様々なデコレーションや小さな子供を対象とした遊園地のような簡易式なアトラクションなど日常では見られない風景がありすごく感動したのを覚えています。特に自分が面白いなぁと思ったのがクリスマスになるとスペインのほとんどの人が宝くじ(クリスマスくじ)を買います。そして当選した人々やその販売店にテレビカメラが押し寄せて興奮冷め止まない様子を全国に生中継します。シャンパンを開けて大声で叫んだり抱き合ったりして雰囲気は最高潮でした。私自身は買わなかったのですがホストファミリーを含め現地の人はほとんど購入していました。聞いたところによりますとこのクリスマスくじは一年の中で一大イベントとして認識されており、当たった人はもちろんのこと外れた人も当選した人々の喜んでいる様子を見て元気をもらっていました。ちなみに一等はEl Gordoと呼ばれ約6億円でした。日本では当選した人はプライバシーの観点からなのかは分かりませんがテレビ中継されることは絶対ありません。これもスペインに来て文化や慣習の違いに驚いた点の一つです。

そして12月31〜1月1日はスペイン人友達の家に招待されたのでお邪魔しました。スペイン恒例の12回の鐘の音に合わせて葡萄を食べるイベントに参加しました。うまく食べられなければその一年はうまくいかないらしく、何が何でも食べてやる!と思い種ごと一緒に食べました。鐘が鳴っている間は皆さん葡萄を食べることに集中しているため沈黙の時間が流れ、食べ終わった後には歓喜の渦になっていたのを今でも覚えています。その後はそのまま家に帰ることはせずスペインの若者は朝までディスコで過ごすらしいので、自分も朝7時頃までディスコにいました。2度と行かないと心に誓いました。
今月は以上となります。Hasta la próxima!