留学生活も折り返しとなります

こんにちは。スペインに留学してもう約半年が経とうとしています。日本にいた時でさえ時間の流れの早さを感じていましたが、こちらではさらに早く感じてしまいます。日々スペイン語、文化に触れていく中で成長を感じる部分と半年間で自分の思っていた成果、結果が得られていない不甲斐なさを実感させられます。そんな時こそ成果(結果)にとらわれずに成長にとらわれろ、という本田圭佑さんの言葉を自分に言い聞かせながら今日もなんとか頑張っています。

さて前回のマンスリーの後、私は学校の遠足でサラマンカに行きました。サラマンカといえばヨーロッパ最古の大学で(厳密に言うとヨーロッパで一番最初に学位を取得できる大学として設立された。単純に創立した年でいうとイタリアのボローニャ大学がと最も古く11世紀末まで遡る)、スペイン語教育が特に優れており、その名は世界中で知られています。本学でスペイン語を教えている小波津フェルナンド先生もサラマンカ大学の卒業生です。サラマンカは「学生の街」として多くの留学生が世界中からスペイン語だけでなくそれぞれの専門分野を学び、日々研究しています。サラマンカのカテドラル(Catedral・大聖堂)や建築物の歴史について詳しく書きたかったのですがスペースが限られているため今回は省略させていただきます。ですがPlaza Mayor(広場)については少しだけ取り上げたいと思います。Plaza Mayorはスペインの各都市に最低1つはあり、その役割としては様々ですが主に市民の集会の場、お祭り会場あるいは市役所などです。サラマンカのPlaza Mayorは正面に市役所があり、周囲はバル(居酒屋のようなもの)や喫茶店、高級賃貸住宅などがあります。広場の大きさはレオンのものよりも4〜6倍ほどあり、夜のライトアップされた景色は言葉では言い表せられないほど素晴らしく一見の価値があります。スペインの観光地といえばマドリードやバルセロナ、グラナダ、バスクなどが思い浮かびますが、サラマンカも非常におすすめの都市です。スペインに留学する予定の方々はぜひ行ってみてください(語学学校の遠足に含まれているとは思いますが。。。)

2月にはスペイン人、日本人の友達と一緒にレオン郊外の小さな村に行きました。目的としては歴史的建造物である修道院を見るためです。車を持っていない留学生だけではなかなか行けるような距離ではなかったので本当に友人には感謝しています。私たちは2つの修道院と博物館を１件訪れました。レオンの中心地にある歴史的建造物とは異なり村にあるものはあまり人の手が加えられていないため(オリジナルのまま残っている)見ただけでその当時にタイムスリップしたような気分になります。同じ建物の中にロマネスク様式とゴシック様式の建築スタイルが融合されていて、その違いと特徴を比較しながら見ることができるので非常におすすめです。歴史に触れた後にはスペイン人友達の彼女さんの家にお邪魔しました。村の中にある家なので庭には薪があったり畑にはいろいろな果物の木が沢山ありました。そして食事もご馳走になりました。スペインの名物料理であるPicadillo、Patatas Fritas、コロッケなどを頂きました。どれも味が強烈でしたがとても美味しかったです。日常では感じることのできない自然の素晴らしさ、歴史との触れ合いなど素晴らしい体験が出来たのでこれ以上ない思い出となりました。
次のマンスリーを書くまでにまた新しい、そして素晴らしい出会いがあることを祈って今月のマンスリーを終えたいと思います。今回も読んでいただきありがとうございました。