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【2019年12月】レンヌ第二大学(フランス)又吉さん 総合文化学部日本文化学科

レンヌ第2大学(フランス)
前期終了です

Bonne année ! 総合文化学部日本文化学科二年次の又吉です。沖国ではもう授業はスタートしているようですが、私たちはまだまだバカンス期間です。学校も始まっていないし、今年は毎年行っていた年末年始のイベント(歌番組・年越しそば・親戚回りなど)もしていないのでいまいち年が明けた実感もないのが本音ですが、今年もフランス語に励んでいきたいと思います。私はバカンスを利用して年末年始は旅行していたのですが、その話は次回の monthlyに回して、今回は学期末をどう過ごしたかについて触れたいと思います。

学期末と言えば避けられないのが期末試験。しかしフランス全土で行われたデモ活動の影響を受けて、私たちの語学学校もたびたび休校になり試験どころではありませんでした。ただでさえ授業数が少ないのに、更に減ってしまって残念でなりません。とはいえ日本ではめったに見ることのできないデモ活動。レンヌは田舎の方なので、パリと比べてもそこまでの危険はありませんでした。休校になったりバスの運行が停止したりなどの不利益はあったものの、いい経験にもなったなぁと思います。この国では、自分の主義主張を表明することが普通に行われるのだと思うと、改めてフランスと日本の文化や社会構造の差異を実感しました。 

そしてクラスや先生によっても異なるのですが、私のクラスの期末試験は、一つの教科だけ別の建物で受験することとなり、それ以外は全て中止となりました。まあ教科によっては中間試験があったり、毎週ミニテストがあったりしたので、期末試験がなくてもそこまでの影響が出ないのかもしれません。最初は何度も何度もテストがあるのは嫌だったのですが、受けるたびに凡ミスをしなくなったり、とりあえず空欄を埋めようとしたりなど意識が変わっていきました。点数もどんどん上がっていったので、ちゃんと学んだことが身についてるんだなぁと嬉しく思いました。 

期末試験が終わると、お別れムードが漂い始めます。後期からはクラス替えもあり、また前期が終わると帰国したりする人も多くいるからです。クラスのお別れ会はバーでゆっくりお酒を飲みながらの会でした。なのであまり話したことのない人とも話せて、とても充実した時間でした。私はフランス語を話すのが遅いし発音も上手いとは言えないのですが、そんな私が話す言葉を根気強く聞き取ってくれたクラスメイト達には、感謝しかありません。しかし初期よりはスラスラ文章が出てくるようになっていて、このお別れ会で自分の成長を実感することができました。 

帰国する友人たちの見送りにも行きました。涙目になりながらハグをしたりホストファミリーと別れを惜しむ姿、少し寂しそうな表情などの様子は、「自分が帰国する時」の場面をいやでも連想させました。あと7か月しかフランスに滞在することはできない。限られた時間を大切に、後悔することの無いようにしていこうと思えました。

次回の monthly は冬のバカンスについて記したいと思います!