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【2023年5月】東海大学(台湾)仲眞さん 法学部法律学科

東海大学(台湾)
五月を終えて

皆さんこんにちは。五月から台湾もやや梅雨入りしたのか、今までと比べても悪天候だったように思います。気温は日中30度前後ですが、体感温度は35度くらいで湿度も高く蒸し暑い時期がやってきたという感じです。大学も六月初めで期末テストがあり、それが終わると夏休みに突入します。寮の契約は6月20日までで追加料金を払い延長することも可能ですが、私は本来の退寮日に合わせて帰国する予定です。周りも私より早く帰国する留学生が多く、中には授業が終わり次第帰国するという人もいました。台湾の夏休みは長いので、他国へ旅行する人もいるようです。

五月の出来事は、これまで割と近いという理由で行く事を後回しにしていた高美湿地という台中の有名スポットにやっと行ってきました。他には、語学学校主催最後の文化授業で今回は切り絵を体験しました。それから先生に教えてもらった台中の新しい夜市に行ってみたり、週末のお昼にふと鶏肉飯が食べたくなり、鶏肉飯で有名な嘉義に一人弾丸で行ってきたりと、残り時間も限られているので思い立ったらなるべくすぐ行動を起こすような生活をしています。そんな中、割と身近な所で事故がありました。台中で普段私が利用する交通手段は主にバスなのですが、ここ最近はMRTと言って沖縄でいうモノレールのような交通機関があるのですが、それを利用する機会が増えていた頃、ビルの上から大きな鉄骨のようなものがMRTの駅に落下し、一人の死者が出るという事故が起きました。実はこの日疲れていて予定をキャンセルしたのですが、もし仮にしないで行っていたら乗る予定だったので、この事故を知った時は本当に驚きました。こういった事故は、国内は勿論、国外は特に自己注意で避けられるものではないので、今はとにかく巻き込まれないで良かったと思うばかりです。

これまで私の授業に関する話をしていなかったので少しだけ紹介します。私が履修しているのは、台湾歴史と食品口語日文の2つです。台湾歴史については過去の先輩方や留学生がよく受講している授業なので説明を省き、食品口語日文の授業について説明します。日本人留学生は単位取得や交流の容易さから日本語学科の授業を選択しがちです。実際私も台湾人がどのように日本語を学んでいるのか気になっていたこともあり、なるべく日本人がいない環境での交流の場を探していました。そこで見つけたのが食品口語日文です。名前の通り食品科の授業で調理体験があるという事で私は即決しました。先生や私以外の生徒は皆台湾人で、授業は日本語と中国語で行われます。日本語学科の学生に比べると日本語が話せない人達がほとんどなので、私の望んでいた環境に一番近かったと思います。先生も優しく、分からない時は日本語でも対応してくれるので、周りに日本人がいないからと言って不安になる必要もありません。私はこの授業をきっかけに、何人かの台湾人と親しくなり、学外での新たな交流に繋がりました。それについてはまた次回お話ししたいと思います。

(写真)
① 高美湿地 ②調理体験 ③嘉義人気のドリンクスタンド ④文化課工作 ⑤新しい夜市