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【2025年1月】東海大学(台湾) 金城さん 総合文化学部 社会文化学科

東海大学(台湾)
台湾留学ついに終了

大家好。台湾の東海大学に交換留学をしていた総合文化学部社会文化学科3年の金城です。約1年間の台湾での交換留学が1月に終了しました。台湾留学での振り返りをする前に、まずはいつも通り1月の出来事を皆さんにお伝えしたいと思います。

1月の10日には秋学期の語学学校が終わりました。最後の授業もいつも通り進んでいきましたが、時間が経過するにつれて終わりが近づいてくるのを感じ、段々寂しい気持ちになってきました。いつものように先生が単語や文法の解説、ときに話が少し脱線し私たち生徒とその内容で盛り上がるなどして最後の授業がついに終わってしまいました。授業が終わるとロビーでビュッフェが用意され、クラスメイトや友人と食事を取りました。また、数組による出し物が披露され、特に印象に残ったのが上のクラスの歌唱です。鄧麗君(テレサ・テン)の『月亮代表我的心「邦題:月はなんでもしっている」』という曲をクラスで歌っており、非常に歌詞が切なく、儚く美しい歌でした。その歌を聞いているとこれまで語学学校で出会った同學たちとの思い出が溢れてきました。クラスメイトに感謝の気持ちを伝えると、「こちらこそありがとう」、「まだ続けてほしい」、「あなたと同じクラスでよかった」など嬉しい言葉がたくさん帰ってきました。春学期から一緒だったフランス人のクラスメイトからは「あなたはもっと上達できる!」と言ってくれました。彼は授業中ずっと積極的で、私たちの話も真剣に聞いてくれる人で、多くの生徒が彼を見習っていました。その彼から最後に今後の自信につながる嬉しい言葉をかけてもらいました。その言葉を胸にさらに中国語の学習に励もうと思えました。国際色豊かな語学学校で得た知識、そして出会いは人生の糧になる貴重な経験となりました。またいつか会えたら、そのときも中国語で会話し、笑いあいたいです。

語学学校が終了して翌日には、同じ交換留学生である日本人のルームメイトを空港まで見送りに行きました。台湾に来て間もないころはほとんどの時間を一緒に過ごしていました。それぞれに友人ができ始めたときは、時間を共有することは少なくなりましたが、互いに心許しあえる存在でした。一時期互いにもやもやするときもありました。腹を割って話すと誤解が解け、そこからさらに仲が深まり本音で話せることが多くなりました。空港に向かうバスの中で留学生活を振り返っていました。写真を見返して互いの顔の変化に驚いていました。空港に到着し友人がチェックインを終え、時間が来るまで1時間ほどおしゃべりをしました。思い出話をひたすらして、最後にまた絶対会うことを約束してルームメイトを送り出しました。1年間彼がルームメイトで本当によかったです。

1月14日から16日の3日間、嘉義市というところへ地元の友人に案内してもらいながら、最後の台湾内旅行をしました。実は以前行ったことがあるのですが、その時には回れなかった場所に連れていってもらいました。嘉義市は日本統治時代に林業で盛んになり、檜などの原木が市内の建築物に使用されていました。その建物が現在も保存されている檜意森活村(ひのき村)という場所へ行ったのですが、檜で作られた建築物や日曜品などが多くあり、非常に日本を感じることができる村でした。特に建物のなかに入ったときは畳のにおいが完全に日本を思い出させてくれました。別日には阿里山という山の麓にある老街へバスで1時間半ほどかけて行きました。そこの老街にある甜甜圈(ドーナツ)が外側はさくさくで中はふわふわで甘くて美味しかったです。(5個食べました)。しばらく進むと林道に続いていました。歩いていくと辺り一面に竹林が広がっており、幻想的で非常に綺麗でした。今回も有難いことに友人の実家に泊まらせてもらい、ご家族とも話す機会があったのですが、友人の母親がなんと昔沖縄に旅行に来たことがあると聞いて驚いていると、友人も知らなかったようで彼の方が驚いていました。リビングで毎晩麻將(麻雀)をやったのですが、初心者の私はルールを2割くらいしか理解していませんでしたが、彼の両親が助けてくれたおかげで何度か勝つことができました。次台湾に来る時までにルールを完璧に覚えてこようと思いました。これが最後の台湾内旅行となりましたが、今回もこれまでも観光案内してくれる友人や快く家に迎え入れてくれるご家族のみなさんのおかげで素敵な旅をすることができたので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に台湾留学の振り返りをして1年間のマンスリーレポートを終わりにしたいと思います。まず私が台湾留学をすることができたのは常に見守ってくれた家族、事前研修でお世話になった兼本先生、留学に向けてサポートをしてくれたグローバル支援センターの皆さんなど多くの方々のおかげで留学をすることができました。本当に感謝しています。留学中楽しいこともあれば、正直辛いことも何度もあり落ち込むこともありました。しかし、サポートしてくれた方々の思いを無駄にしたくないという気持ちと、留学を決意した自分の勇気を信じて、辛いことも乗り越えることができました。初海外で不安な面が多くありましたが、母国語ではない言葉でコミュニケーションをとる楽しさを覚えるという留学開始のときには無かった考えが今あることが私にとって1つの大きな成長だと思います。その成長をさせてくれたのは語学学校での学びだけでなく、多くの人たちがもたらしてくれたものでもあると思っています。積極的ではない私を、そうさせてくれた先生や友人たちには非常に感謝しています。少しの勇気がこんなに多くの人たちとつながり、そして自身の成長につながるとは思ってもいませんでした。この貴重な経験を糧にして今後の人生に活かし、困難のことも乗り越えていきたいと思います。最後のマンスリーレポートもご覧いただきありがとうございました。このマンスリーレポートが皆さんの留学の参考になれば幸いです。それでは謝謝大家!