留学生活最後の締めくくり

みなさんこんにちは。レオンでの大学留学生活も今月(6月)で最後となります。8月中旬にスペインに到着してちょうど10ヶ月が経とうとしています。時の早さを感じ、帰路につかなければならないという事実を受け入れなければならないもどかしさもあります。こちらで築いた数々の思い出を振り返りながら残り少ないスペイン生活を楽しみます。

さて、最後の1ヶ月ということで学生たちに成績が配られました。クラスメイトと成績を互いに見せ合い、なんで学校に来てないのに自分より成績が良いのか、課題をしっかり出したのに反映されていないなどちょっとした不満が聞こえたりもしましたが、無事に成績をいただけたことで一同安堵しました。私は成績、評価はあまり気にしていないので特に緊張や動揺はありませんでした。それよりもこの約1年間で最初の頃と比べて数字で測れない部分での成長を感じてるかどうかに重点を置いてました。一年前は言語、生活、対人・友人関係にストレスを感じながら日々を送っていましたが、少しづつリフレッシュの仕方や頑張りすぎないことを学んだことで今ではなんとなくですがステップアップした気がします。

全ての学期が終了したので今月はクラスメイトと最後の打ち上げ並びにお別れ会を開きました。海に行ってサーフィンをしたり、お酒を飲んで踊ったりして1年間の努力を労いました。その後は終業式に参加し学生それぞれに修了証書が手渡されました。私のクラスメイトは悲しみのあまり感動して自分もグッとくるところがありました。式には訳50〜60ほどの学生が参加したのですがその1番最後に私の名前が呼ばれました。特に順番に意味はないのですが、証書が手渡される光景を椅子に座りながら眺め、同時に自分の番はいつなのか今か今かと待ちつつ1年間の振り返りをしていました。私たち沖縄国際大学の学生は他の学生たちよりも長くレオンに滞在しているため、思い出がたくさんありすぎて1日では振り返ることが難しいです。自分たちは最初に来てそして最後に去るため、出会った学生たちはみんな私たちよりも後に来て先に去ります。また日本やそれぞれの国で会おうねと約束を交わし皆それぞれの道に進んでいくのを私たちは見送りつつ、そして自分たちもこれから頑張ろうという糧にしています。喜怒哀楽が入り混じるとても難しい1ヶ月間でしたが出会いに別れはつきものなのでそこは一度切り替えてまた引き続きお互いに切磋琢磨して頑張っていきます。

そして今月は最後の旅行として現在アンダルシア州(スペイン南部)にいます。気温は沖縄よりも暑いですが湿気はそこまで感じないので日陰で汗をかくことはないです。この天気の影響もありこちらでは体を冷やすための冷製スープやサラダが好んで食されています。代表的な料理としてGaspacho(トマトの冷製スープ)やSalmorejo(パンクズが入ったトマトの冷製スープ)、Ajo blanvo(ニンニクのスープ)があります。これらはすべて新鮮な野菜が豊富にある南部地方ならではの料理と言えます。レオンでも食べたことがあるのですが同じ料理とは思えないほどクオリティの違いは歴然です。スペインに来た方は一度足を運びこちらで食べることをお勧めします。
今月は以上です。また次の機会にお会いしましょう。